2010年 06月 18日
100年後に残したいもの |
この絵は今月のはじめ、ピュアロードのフリーマーケットの時、長女が描いたもの。
「今、興味があるものや、下北沢で好きなものとかを描いてみてね」と声をかけたら、彼女が描いたのはこんな絵だった。今ちょうど生活の授業でいろいろな野菜や花を育てているところということもあるのだろうが、緑の少ない下北沢でこんな絵を長女が描いたことが少し意外だった。そういえば、最近環境問題とかについて、いろいろな場面で耳にすることが多いためか、こういうような絵やポスターを子供たちに描かせる企画をやると、緑をテーマにしたことをかく子供が増えているような気がする。
そんなことから、先日妻が、NHKの深夜番組でみた「ブラタモリ」の明治神宮とその近辺の回がすごく面白かったという話をきいたことを思い出した。そして昔、自転車で朝のラジオ体操にいったり、散歩をしたりいろいろお世話になったあの明治神宮の森が、明治天皇が崩御され、大正時代に入ってから計画的に植樹された森であることをはじめて知った。100年から150年後の完成を目指して、計画的に設計された森なのだという。以前は大名屋敷のお庭であったことは聞いていたけれど、その植樹がそんな最近になって計画されたものだったとは驚きである。まだ70年程度しか経っていないことになるわけだけれど、そのくらいの時間で森林はできるものなのだなぁと感心した。
そういうことなら、小田急線のあとちも「圧倒的な森林にしてしまう」というのはどうだろうと、ふと思った。大樹がバランスよく育つ環境整備だけをしっかり整え、それを前提とした都市計画を考えてみるのも面白いなと思ったわけである。大木の両脇は自転車道と緊急用自動車の交通のためにレンガ敷きの道にして、それ以外の木々の間は、人が気持ちよく散歩できるだけのウッドチップの小道だけを残して、他は森林の植生にまかせるわけである。北沢川緑道の森林版とでも言えばイメージしやすいだろうか。駅前の車寄せなども、大樹に遠慮するように車がはいる計画にすると、自然と速度も落ちて面白いかもしれない。
あんまり楽しくなったので、一枚スケッチを描いてみた。いかがでしょう?
「今、興味があるものや、下北沢で好きなものとかを描いてみてね」と声をかけたら、彼女が描いたのはこんな絵だった。今ちょうど生活の授業でいろいろな野菜や花を育てているところということもあるのだろうが、緑の少ない下北沢でこんな絵を長女が描いたことが少し意外だった。そういえば、最近環境問題とかについて、いろいろな場面で耳にすることが多いためか、こういうような絵やポスターを子供たちに描かせる企画をやると、緑をテーマにしたことをかく子供が増えているような気がする。
そんなことから、先日妻が、NHKの深夜番組でみた「ブラタモリ」の明治神宮とその近辺の回がすごく面白かったという話をきいたことを思い出した。そして昔、自転車で朝のラジオ体操にいったり、散歩をしたりいろいろお世話になったあの明治神宮の森が、明治天皇が崩御され、大正時代に入ってから計画的に植樹された森であることをはじめて知った。100年から150年後の完成を目指して、計画的に設計された森なのだという。以前は大名屋敷のお庭であったことは聞いていたけれど、その植樹がそんな最近になって計画されたものだったとは驚きである。まだ70年程度しか経っていないことになるわけだけれど、そのくらいの時間で森林はできるものなのだなぁと感心した。
そういうことなら、小田急線のあとちも「圧倒的な森林にしてしまう」というのはどうだろうと、ふと思った。大樹がバランスよく育つ環境整備だけをしっかり整え、それを前提とした都市計画を考えてみるのも面白いなと思ったわけである。大木の両脇は自転車道と緊急用自動車の交通のためにレンガ敷きの道にして、それ以外の木々の間は、人が気持ちよく散歩できるだけのウッドチップの小道だけを残して、他は森林の植生にまかせるわけである。北沢川緑道の森林版とでも言えばイメージしやすいだろうか。駅前の車寄せなども、大樹に遠慮するように車がはいる計画にすると、自然と速度も落ちて面白いかもしれない。
あんまり楽しくなったので、一枚スケッチを描いてみた。いかがでしょう?
by kenzo_stsk
| 2010-06-18 11:05
| ■都市計画