2010年 08月 13日
告白 |
さて、朝6時。
すでに1時間半の設計でひとしごと終えて、今漫画喫茶にいる。どうやらまた不眠症がはじまったようだ。今日は午前中から区の定期健康診断を予約しているため、すでに昼までなにも飲み食いできないというきわめて困った状況下にあるのだが、それさえ除けば気分は快調である。というか、不眠症のはじまりはいつもきわめて明晰である。まだ昨日までは寝れていたわけだから当然ですね。
僕が不眠症になる理由はよくわかっている。「ストレス」だ。自分はフリーランスの設計士なので、いつも大きな責任を負って仕事をしている。だから当然…、、いや、今日は嘘をつくのはやめよう。僕は生まれつきストレスにきわめて弱い性格なのである。人前で失敗することが人一倍嫌いな目立ちたがり屋。それが僕の実体である。今日は覚悟を決めての「告白」であるし、嘘を書くのはやめることにする。ちょっと長くなってしまうかもしれないので、長いのが苦手な人はどうかこのあとの文章は読まないでほしい。というわけではじまりはじまり。。
僕は生まれつきプレッシャーに弱かった。小学校で軟式野球をしているときも、勝負のかかった大切な場面では手が震えてバットを振ることさえできなかった。守備の時はいつも、「どうか僕のところにはボールが飛んでこないでください」とお祈りしながら守っていたし、運悪く僕の頭上にボールが飛んだときには、確実にエラーした。「目の前にあるボールをどうしてつかめないの?」と仲間にはいつも不思議そうに聞かれたものだが、本人は手が震えて腕ごと大きく揺れているような状況なのだから、そもそもボールどころか、自分の鼻を掻くことさえ難しいというわけだったのである。
こういう子は学校ではいじめられることが多いのではないだろうか?僕の場合運悪く成績は抜群に良かったので、他人からねたみの対象にされる可能性は極めて高かった上に、プレッシャーのない場面でのスキルは全般的に良かったので、成績はひどく優秀だった。実はまずいことに体育まで「5」だったのだ。性格は素直だったので、職員からも好かれたし、他人から嫌われる要素をたくさん備えていたというわけなのであった。
ただ、どんな暴力をふるわれてもなんの反抗もできない泣き虫な子とは違って、僕の場合はきちんと殴り合いには応じるタイプだったので、露骨な暴力の対象にされるようなことはあまりなかった。でも「チャンスがあれば、あいつだけは一度なぐってやりたい」と思っていた人は結構多かったような気がする。
一番問題だったのは、教師の受けが良いこと。別になにを報告しているわけでもないのに、学校でなにか問題が起こったとき、必ず職員室に呼ばれて意見を求められた。僕は決して仲間を売ったりしたことはなかったのだけれど、こういうのはいつも誰かが教師につるし上げられたとき「お前がいいつけたのだろう!」という因縁をつけられる。僕はいつもそんな調子で喧嘩をしなければならなかったのである。
中学校時代に一番参ったのは、そのころ「不良」というレッテルをはられていた男の子(いや実際不良でしたね)を、修学旅行の間ずっと監視しているように先生から言われたことであった。僕は正直にその子のところにいって、「旅行中お前から離れるな」と先生からいわれたぞ と話にいった。正直に話して一緒にいたので、奴から恨まれることはなかったけれど、問題は奴がタバコを吸いだしたときとかに、どういう態度をとるか?ということであった。とりあえず、僕は「吸うときも一緒にいるから、俺を巻くな」といい、「場所とタイミングは大切だから、オレがここはダメといったときはダメだからな」と奴に注意をくれた。
そういうわけで僕は学生時代いつもちょっと不良な友達たちと、いろいろな場面で取引をくりかえしていました。いまだったら大方暴力団との関係を暴露されて、警察にあげられる政治家タイプといったところか。でも幸いなことに、一緒にタバコをすうような度胸はなかったし、「ここではばれる」という感はよかったから、致命的な場面に遭遇することはなかった。いや、単に運が良かっただけだと思う。
あ、そろそろ朝ごはんだ。ごめん今日はここまで。また続きも書きます。ではまたね。
すでに1時間半の設計でひとしごと終えて、今漫画喫茶にいる。どうやらまた不眠症がはじまったようだ。今日は午前中から区の定期健康診断を予約しているため、すでに昼までなにも飲み食いできないというきわめて困った状況下にあるのだが、それさえ除けば気分は快調である。というか、不眠症のはじまりはいつもきわめて明晰である。まだ昨日までは寝れていたわけだから当然ですね。
僕が不眠症になる理由はよくわかっている。「ストレス」だ。自分はフリーランスの設計士なので、いつも大きな責任を負って仕事をしている。だから当然…、、いや、今日は嘘をつくのはやめよう。僕は生まれつきストレスにきわめて弱い性格なのである。人前で失敗することが人一倍嫌いな目立ちたがり屋。それが僕の実体である。今日は覚悟を決めての「告白」であるし、嘘を書くのはやめることにする。ちょっと長くなってしまうかもしれないので、長いのが苦手な人はどうかこのあとの文章は読まないでほしい。というわけではじまりはじまり。。
僕は生まれつきプレッシャーに弱かった。小学校で軟式野球をしているときも、勝負のかかった大切な場面では手が震えてバットを振ることさえできなかった。守備の時はいつも、「どうか僕のところにはボールが飛んでこないでください」とお祈りしながら守っていたし、運悪く僕の頭上にボールが飛んだときには、確実にエラーした。「目の前にあるボールをどうしてつかめないの?」と仲間にはいつも不思議そうに聞かれたものだが、本人は手が震えて腕ごと大きく揺れているような状況なのだから、そもそもボールどころか、自分の鼻を掻くことさえ難しいというわけだったのである。
こういう子は学校ではいじめられることが多いのではないだろうか?僕の場合運悪く成績は抜群に良かったので、他人からねたみの対象にされる可能性は極めて高かった上に、プレッシャーのない場面でのスキルは全般的に良かったので、成績はひどく優秀だった。実はまずいことに体育まで「5」だったのだ。性格は素直だったので、職員からも好かれたし、他人から嫌われる要素をたくさん備えていたというわけなのであった。
ただ、どんな暴力をふるわれてもなんの反抗もできない泣き虫な子とは違って、僕の場合はきちんと殴り合いには応じるタイプだったので、露骨な暴力の対象にされるようなことはあまりなかった。でも「チャンスがあれば、あいつだけは一度なぐってやりたい」と思っていた人は結構多かったような気がする。
一番問題だったのは、教師の受けが良いこと。別になにを報告しているわけでもないのに、学校でなにか問題が起こったとき、必ず職員室に呼ばれて意見を求められた。僕は決して仲間を売ったりしたことはなかったのだけれど、こういうのはいつも誰かが教師につるし上げられたとき「お前がいいつけたのだろう!」という因縁をつけられる。僕はいつもそんな調子で喧嘩をしなければならなかったのである。
中学校時代に一番参ったのは、そのころ「不良」というレッテルをはられていた男の子(いや実際不良でしたね)を、修学旅行の間ずっと監視しているように先生から言われたことであった。僕は正直にその子のところにいって、「旅行中お前から離れるな」と先生からいわれたぞ と話にいった。正直に話して一緒にいたので、奴から恨まれることはなかったけれど、問題は奴がタバコを吸いだしたときとかに、どういう態度をとるか?ということであった。とりあえず、僕は「吸うときも一緒にいるから、俺を巻くな」といい、「場所とタイミングは大切だから、オレがここはダメといったときはダメだからな」と奴に注意をくれた。
そういうわけで僕は学生時代いつもちょっと不良な友達たちと、いろいろな場面で取引をくりかえしていました。いまだったら大方暴力団との関係を暴露されて、警察にあげられる政治家タイプといったところか。でも幸いなことに、一緒にタバコをすうような度胸はなかったし、「ここではばれる」という感はよかったから、致命的な場面に遭遇することはなかった。いや、単に運が良かっただけだと思う。
あ、そろそろ朝ごはんだ。ごめん今日はここまで。また続きも書きます。ではまたね。
by kenzo_stsk
| 2010-08-13 06:43
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