2011年 04月 22日
政治と真っ当に向きあうこと |
さっき自分でアップしたブログを読んでおもったこと。
「選挙というものは個々人の意思を最大限に尊重することが原則」だから、「誰に投票してほしい!」的な誘導をすることは反則だという気持ちでさっきの文書を書きました…
でも今、僕にはやはり「これを許してはいけない!」という強いひとつの信念はあります。それはここのところ何度か書いてきた花輪氏のやったことなのです。
「難しいことを考えるのは面倒だし、少しでも頼りがいのある人にすべてをあずけてしまいたい!」という気持ちは、今の正直な国民感情なのでしょう。僕はそう思ってこの前の都知事選での石原氏の圧勝を仕方ないものとして受け入れました。でもね…、花輪氏のことはやっぱり別次元の問題なのです。彼は「築地市場について議論する委員長の立場」だったのですから、意見を変えるにしても責任のあるやり方ってやっぱりあったと思うのです。そう。ただ、きちんと委員会に出席して自分の意見を述べ、「今後は移転に賛成したいと思う」と堂々といえば良かったのだと思います。そうしなかったから、「単に区長選で人気のある石原さんからの推薦を受けたいがために意見を変えた」ように見えるし、それは最近民主党が逆風だから、真逆の風にのってうまい汁を吸いたいと望んだようにどうしてもみえてしまう。
しかし実は、今回の本質的な問題点は「彼の心の中の真実がどうだったか」ということより、「こういう卑劣なことをしても、うまく世の中をわたっていける」という恥ずかしい実績をつくってしまったら、今後よりいっそう政治に希望を持てなくなる人々は当然増えていくだろうし、今国民が持っている政治への不信感を、よりいっそう拭い去りがたい状況にしてしまうだろうという心配の方が遥かに大きいということなのです。
だから今回の選挙は「単にちいさなひとつの自治体の長を決める」という小さな問題ではなくて、国民が政治と正面から向きあうことの意味を問う大切な機会なのだと、僕は思うのです。
ちがうだろうか?
「選挙というものは個々人の意思を最大限に尊重することが原則」だから、「誰に投票してほしい!」的な誘導をすることは反則だという気持ちでさっきの文書を書きました…
でも今、僕にはやはり「これを許してはいけない!」という強いひとつの信念はあります。それはここのところ何度か書いてきた花輪氏のやったことなのです。
「難しいことを考えるのは面倒だし、少しでも頼りがいのある人にすべてをあずけてしまいたい!」という気持ちは、今の正直な国民感情なのでしょう。僕はそう思ってこの前の都知事選での石原氏の圧勝を仕方ないものとして受け入れました。でもね…、花輪氏のことはやっぱり別次元の問題なのです。彼は「築地市場について議論する委員長の立場」だったのですから、意見を変えるにしても責任のあるやり方ってやっぱりあったと思うのです。そう。ただ、きちんと委員会に出席して自分の意見を述べ、「今後は移転に賛成したいと思う」と堂々といえば良かったのだと思います。そうしなかったから、「単に区長選で人気のある石原さんからの推薦を受けたいがために意見を変えた」ように見えるし、それは最近民主党が逆風だから、真逆の風にのってうまい汁を吸いたいと望んだようにどうしてもみえてしまう。
しかし実は、今回の本質的な問題点は「彼の心の中の真実がどうだったか」ということより、「こういう卑劣なことをしても、うまく世の中をわたっていける」という恥ずかしい実績をつくってしまったら、今後よりいっそう政治に希望を持てなくなる人々は当然増えていくだろうし、今国民が持っている政治への不信感を、よりいっそう拭い去りがたい状況にしてしまうだろうという心配の方が遥かに大きいということなのです。
だから今回の選挙は「単にちいさなひとつの自治体の長を決める」という小さな問題ではなくて、国民が政治と正面から向きあうことの意味を問う大切な機会なのだと、僕は思うのです。
ちがうだろうか?
by kenzo_stsk
| 2011-04-22 03:58
| ■社会