2011年 07月 13日
口癖 |
長女は僕に似ている。
そりゃ親子だから似ているのは当然なのだろうけれど、彼女の口癖は「なんで」と「だって」である。思えば小学生の頃の僕も、きっと同じようなことばかり言い続けていたような気がする。
「金子くんはとても良いのだけれど、ひとつだけ先生と約束してくれないかなぁ」小学校4年生の家庭訪問のとき、僕にそう迫って「だって」という言葉を禁じた教師がいた。相良先生という女性教師だったような記憶がある。なんかさばさばして愛情深いとても良い先生だった。次の日から僕はわりと真面目にその口癖を自分に禁じた。とても大好きな先生だったのである。そして口癖を直すことの難しさを知り、同時に少し性格も変わった。自分が自分がと前に出る性分が影を潜め、裏方で働く方がカッコイイと思うようになった。口癖を直したことと、趣向が変わったことの間になにか関連があるのかどうかはいまだに不明だが、僕の小学校3・4年生は大体そんな感じだった。
対して、「なんで」の方は大学の頃までずっと言い続けていたし、禁じる人もいなかった。ただ、大学の頃同級生達から、「金子はいつも『なんで』ばっかりいってる!」と飲み会の席で直接指摘されたのである。きっと納得のいかないことの多い青春だったのであろう。『なんでなんだろうねぇ』というのは、未だに僕の心に立ち上がる独り言NO1である。
ところで、最近の僕は「べき」という言葉が嫌いである。この言葉には「神の力」が宿っているからだ。『君は~すべきだ!』といわれると、「そりゃあなたが『して欲しい』ってこと?」と問い直し、「だったら自分からやんなよ!」と『べし』で受けなおすことにしている。思えばケムンパスに『べし』と言わせた赤塚不二夫はえらかったなぁと思う。
みんな、僕の前で『べき』という言葉を使うときは重々注意してほしい。
そりゃ親子だから似ているのは当然なのだろうけれど、彼女の口癖は「なんで」と「だって」である。思えば小学生の頃の僕も、きっと同じようなことばかり言い続けていたような気がする。
「金子くんはとても良いのだけれど、ひとつだけ先生と約束してくれないかなぁ」小学校4年生の家庭訪問のとき、僕にそう迫って「だって」という言葉を禁じた教師がいた。相良先生という女性教師だったような記憶がある。なんかさばさばして愛情深いとても良い先生だった。次の日から僕はわりと真面目にその口癖を自分に禁じた。とても大好きな先生だったのである。そして口癖を直すことの難しさを知り、同時に少し性格も変わった。自分が自分がと前に出る性分が影を潜め、裏方で働く方がカッコイイと思うようになった。口癖を直したことと、趣向が変わったことの間になにか関連があるのかどうかはいまだに不明だが、僕の小学校3・4年生は大体そんな感じだった。
対して、「なんで」の方は大学の頃までずっと言い続けていたし、禁じる人もいなかった。ただ、大学の頃同級生達から、「金子はいつも『なんで』ばっかりいってる!」と飲み会の席で直接指摘されたのである。きっと納得のいかないことの多い青春だったのであろう。『なんでなんだろうねぇ』というのは、未だに僕の心に立ち上がる独り言NO1である。
ところで、最近の僕は「べき」という言葉が嫌いである。この言葉には「神の力」が宿っているからだ。『君は~すべきだ!』といわれると、「そりゃあなたが『して欲しい』ってこと?」と問い直し、「だったら自分からやんなよ!」と『べし』で受けなおすことにしている。思えばケムンパスに『べし』と言わせた赤塚不二夫はえらかったなぁと思う。
みんな、僕の前で『べき』という言葉を使うときは重々注意してほしい。
by kenzo_stsk
| 2011-07-13 01:45
| ■生活