2011年 08月 30日
SHIMOKITA VOICE 2011 で思ったこと。 |
週末の土日は「SHIMOKITA VOICE」だった。
SHIMOKITA VOICE とは、商業者協議会、行政訴訟の会、“Save the 下北沢”の3団体主催(近年は実行委員会形式)で開催される、下北沢問題について考える一年一度のイベントである。はじめて開催されたのが2007年だったから、今回5回目。今年は新世田谷区長である保坂展人さんが出席することで大いに話題になり、朝日新聞や東京新聞にもとりあげられた。また、今までは地元商店会不在で開催されることが多かったため、反対派の決起集会のような扱いを受けてきたが、今年は地元「しもきた商店街振興組合」理事長の柏雅康さんがシンポのパネラーとして出席することも、注目を集めていた。
土曜日のシンポは「宮台真司/坂出洋二/おおたか静流/清野由美」、日曜は「保坂展人/大友良英/柏雅康/服部圭郎」というラインナップ。なかなか豪華なメンバーですね。演劇人やミュージシャンが含まれているところも、なかなかシモキタ的といえましょう。
今回のシンポを通して聞いて、やはり保坂区長の存在はとても大きなものでした。彼は最初に「区長として発言するということになると、いろいろ背負わなければならないことや縛りも多くなるので、今回は一政治家として発言したいと思います」とおっしゃったのでしたが、そんなご発言どおり、今回はとても自由闊達に意見を述べられたように感じました。最初は「あれ、ちょっと逃げ腰かな?」とも思ったのでしたが、こんな風に自分の立ち位置から一歩離れて、自由に議論に参加してくれる姿をみて、彼のとてもよい一面をみせてもらったように、僕は思いました。
また、今回のシンポでは、2ヶ月間にわたり地元配布やインターネットによっておこなわれた「道路計画と駅前広場についてのアンケート」の集計結果が発表され、保坂区長に渡されました。アンケートの回答は1000通を超え、ある一定のデータとして信頼性のあるだけの回答数は得られたと考えてよいだろうと思います。もちろん問題意識の高い人に偏った回答しかえられていないのではないか?と、柏さんが問題提議されたようなことは確かにあるだろうとは思いますが、もしそれが心配ということならば、次回は世田谷区から公式のアンケートとして再度おこなってもらうのが良いのではと思います。でもその前にまずは、「地元としてはどうしたいのか」をきちんと話し合うことが大切ですよね。今まで自民党政権の下で、道路もロータリーも「絶対にあるもの」としてしか議論がされてこなかったわけですから。
僕は今回のヴォイスが「新しいまちづくりのスタート」になってくれれば、とてもうれしいと思っています。
SHIMOKITA VOICE とは、商業者協議会、行政訴訟の会、“Save the 下北沢”の3団体主催(近年は実行委員会形式)で開催される、下北沢問題について考える一年一度のイベントである。はじめて開催されたのが2007年だったから、今回5回目。今年は新世田谷区長である保坂展人さんが出席することで大いに話題になり、朝日新聞や東京新聞にもとりあげられた。また、今までは地元商店会不在で開催されることが多かったため、反対派の決起集会のような扱いを受けてきたが、今年は地元「しもきた商店街振興組合」理事長の柏雅康さんがシンポのパネラーとして出席することも、注目を集めていた。
土曜日のシンポは「宮台真司/坂出洋二/おおたか静流/清野由美」、日曜は「保坂展人/大友良英/柏雅康/服部圭郎」というラインナップ。なかなか豪華なメンバーですね。演劇人やミュージシャンが含まれているところも、なかなかシモキタ的といえましょう。
今回のシンポを通して聞いて、やはり保坂区長の存在はとても大きなものでした。彼は最初に「区長として発言するということになると、いろいろ背負わなければならないことや縛りも多くなるので、今回は一政治家として発言したいと思います」とおっしゃったのでしたが、そんなご発言どおり、今回はとても自由闊達に意見を述べられたように感じました。最初は「あれ、ちょっと逃げ腰かな?」とも思ったのでしたが、こんな風に自分の立ち位置から一歩離れて、自由に議論に参加してくれる姿をみて、彼のとてもよい一面をみせてもらったように、僕は思いました。
また、今回のシンポでは、2ヶ月間にわたり地元配布やインターネットによっておこなわれた「道路計画と駅前広場についてのアンケート」の集計結果が発表され、保坂区長に渡されました。アンケートの回答は1000通を超え、ある一定のデータとして信頼性のあるだけの回答数は得られたと考えてよいだろうと思います。もちろん問題意識の高い人に偏った回答しかえられていないのではないか?と、柏さんが問題提議されたようなことは確かにあるだろうとは思いますが、もしそれが心配ということならば、次回は世田谷区から公式のアンケートとして再度おこなってもらうのが良いのではと思います。でもその前にまずは、「地元としてはどうしたいのか」をきちんと話し合うことが大切ですよね。今まで自民党政権の下で、道路もロータリーも「絶対にあるもの」としてしか議論がされてこなかったわけですから。
僕は今回のヴォイスが「新しいまちづくりのスタート」になってくれれば、とてもうれしいと思っています。
by kenzo_stsk
| 2011-08-30 18:27
| ・下北沢問題