2013年 04月 24日
人口減少 |
日経アーキテクチュア(2013年1月25日号)を読んでいて…
日本の人口減少予測のグラフをはじめて目の当たりにして驚いた。そりゃ、これだけ社会問題になっていることなわけだから、「そういうことになるんだよね」ということはもちろん知っていたけれど、リアルな予測数値を折れ線グラフでみたのは初めてだったのだ。
そこには江戸幕府成立のとき1227万人だった人口が明治維新までに3330万人まで伸び、その後終戦のときで7199万人、2008年のピーク時で1億2810万人。そこから減少に転じて、2030年には1億1522万人、2050年には9515万人と40年間でピーク時から3000万人も減るだろうという予測になっていたのだ。
江戸時代はすごく平和な時代だったわけだから、人口もかなり増えただろうと思っていたのが、2倍程度のものであって、その後の近代において何度も戦争をやっていたにもかかわらず、その人口増がどれほどすごいものだったのかがよくわかる。太平洋戦争のときって若い男がいなくなったみたく思っていたから、相当人口が減ったんだろうと考えていたが、グラフをみるとそんなのグラフを書いている手が一瞬震えた程度の線の変化であって、まるで恐怖のジェットコースターのように線は2008年を境に折れ曲がって落ちてくるようだ。
3000万人といえば、ピーク時の23.4%にもあたる。ほぼ4人にひとりが消えるくらいの割合まで40年で減るっていうのだから、これは本当にただ事ではないだろう。もちろんグラフはあくまで予測であって、90年後の2100年の段階では高位推計の6407万人と低位推計の3770万人という幅をもってグラフは書かれているけれど、大方この間で推移することはどちらにしても、40年後には4~5家族の内一軒は空家になってしまうということ(まあこれは単純計算で核家族化が更に進めばそういう絵ではないのかもだけれど)になる。
地方都市では2020年まででも2割以上減少することはめずらしくないはずとのこと。もちろん日本の人口は爆発的に増えてきたことの方が異常な増加と考えれば、適正に戻ろうとしているだけともいえるけれど、この急激な人口減と高高齢化率に日本の国は果たして耐えられるのであろうか?
空き地をどう周辺で上手に生かし、快適な町を維持しながら街を縮小させていくか。土地利用の新しいルールが求められているのであろう。ちょっと真剣に考えてみたいと思っている。
日本の人口減少予測のグラフをはじめて目の当たりにして驚いた。そりゃ、これだけ社会問題になっていることなわけだから、「そういうことになるんだよね」ということはもちろん知っていたけれど、リアルな予測数値を折れ線グラフでみたのは初めてだったのだ。
そこには江戸幕府成立のとき1227万人だった人口が明治維新までに3330万人まで伸び、その後終戦のときで7199万人、2008年のピーク時で1億2810万人。そこから減少に転じて、2030年には1億1522万人、2050年には9515万人と40年間でピーク時から3000万人も減るだろうという予測になっていたのだ。
江戸時代はすごく平和な時代だったわけだから、人口もかなり増えただろうと思っていたのが、2倍程度のものであって、その後の近代において何度も戦争をやっていたにもかかわらず、その人口増がどれほどすごいものだったのかがよくわかる。太平洋戦争のときって若い男がいなくなったみたく思っていたから、相当人口が減ったんだろうと考えていたが、グラフをみるとそんなのグラフを書いている手が一瞬震えた程度の線の変化であって、まるで恐怖のジェットコースターのように線は2008年を境に折れ曲がって落ちてくるようだ。
3000万人といえば、ピーク時の23.4%にもあたる。ほぼ4人にひとりが消えるくらいの割合まで40年で減るっていうのだから、これは本当にただ事ではないだろう。もちろんグラフはあくまで予測であって、90年後の2100年の段階では高位推計の6407万人と低位推計の3770万人という幅をもってグラフは書かれているけれど、大方この間で推移することはどちらにしても、40年後には4~5家族の内一軒は空家になってしまうということ(まあこれは単純計算で核家族化が更に進めばそういう絵ではないのかもだけれど)になる。
地方都市では2020年まででも2割以上減少することはめずらしくないはずとのこと。もちろん日本の人口は爆発的に増えてきたことの方が異常な増加と考えれば、適正に戻ろうとしているだけともいえるけれど、この急激な人口減と高高齢化率に日本の国は果たして耐えられるのであろうか?
空き地をどう周辺で上手に生かし、快適な町を維持しながら街を縮小させていくか。土地利用の新しいルールが求められているのであろう。ちょっと真剣に考えてみたいと思っている。
by kenzo_stsk
| 2013-04-24 17:34
| ■社会