2016年 12月 12日
北沢PR戦略会議 |
今日(12月11日)、北沢PR戦略会議に出席した第2回の会合が成徳学園ミモザホールであった。
北沢PR会議とは下北沢を中心とした小田急線地下化工事にまつわる今後の開発に関連して、主に運用面での問題点を抽出し、戦略を練ることを目的とした会議のことをいう。上部利用に関することは今までもデザイン会議や各エリアごとの個別ミーティングなどでハードの部分を細かく話し合ってきたわけだが、今回のは具体的な運用をにらみつつ市民参加で何ができるのかを戦略的に考えていこうという「まちづくり」を中心としたブレインストーミングとなっている。
前回、第一回の会合(10月16日)に話し合いたいテーマを抽出した結果うまれた6つのチームが、それぞれの部会を開きながら話し合ったことについて、まずは発表しあうことから今日は始まった。部会は「情報発信」「イベント」「みどり」「案内」「ユニバーサルデザイン」「運営活用」の6つ。どこもこの間、1から5回程度の個別ミーティングをもったようであった。
商店会、地域住民、イベント企画者など、下北沢のまちを利用しているアクターは多様であり、参加者がみんな同じ方向からものを考えるわけではないし、ハードの部分もまだざっくりとしか決まっていないという状況なので、議論も多種多様となりがちだが、すっかりハードが固まってしまってからでは、不便なつくりになってしまう心配もある。そんなわけで、「にわとりとタマゴのどっちが先か?」的な議論にはなりがちだけれど、半熟の状態で味見をすることは大切なのだろうという気がする。特に、いままでハードについて話し合いをしてきた時は『いつかやってくる完成の姿』についてばかり話し合ってきたわけだけれど、今回は運用なので『暫定利用』も含め、工事が進んでいく中での中間利用などについても考えるというのが実は初めてかと思う。都市計画とは完成までにとても長いタイムスパンが必要なので、実はこの部分を考えることはとても大切なことなのだ。
まだどんなところに行きつくかわからない混沌とした状況だけど、この先がみえない感じがとても楽しい。
by kenzo_stsk
| 2016-12-12 00:38
| ・下北沢問題