2017年 05月 21日
校風 |
今週は長女(中3)の学校の体育祭があった。
長女の学校は中高一貫校なので6年生までがいる。一学年は4クラス。つまり1000人近くの青春男女がいるわけで、これはなかなか壮観な景色であります。世間的には高校になるともう「運動会」とは呼ばないんですかね。なんか少し子供っぽいイメージもありますし…
さて、この学校は伝統的に例年ほとんど同じメニューの競技の繰り返しであり、一年目はこりゃすぐに飽きるかなぁなんて思っていたのだけれど、これが何度見てもなかなか素晴らしい大会なのだ。
まず生徒が自主的に運営を任されていて、走る順序や作戦など先生から強制されている感じがしないところが素晴らしい。中等部のかけっこは個人競技はなくてすべてリレーであり、しかも男女別でさえないのだ。つまり作戦によって男女が競い合う場面も随所にあり、レース中常に抜いたり抜かれたり。つまりセイフティリードというのものがなく、半周差くらいが平気でひっくりかえされたりするので、ドキドキである。
また足をしばって行う競技演目(十人九脚とか7人のむかで競争とか)がとても多く、集団が息を合わせて競い合うのが必須であり面白い。
あと、最近は危険であることを理由にやらない学校が増えている棒倒しや騎馬戦などの肉弾戦競技が健在であることも見応えがある。
まだ演舞は基本「応援」であり、高等部になると生徒たちは応援団(学ラン)、チェア(ふりふりスカート&ポンポン)、マスコット(毎年赤組、青組それぞれにマスコットと団名をきめて応援ショーを展開する演目)のどれかを選択することになっているという感じでとてもにぎやかなのだ。
今年もなんどか判定を協議するために審判団の教員たちが集合している場面があったが、一度なんて四つ巴綱引き(四クラスが十字型に結び合わされた綱を引いて背中側の旗を取り合うというもの)で、3・4組が戦術的に混合して生徒を2分割して戦ったために失格となるという判定があった。なんでそんな基本的なルールミスが起きたのかと注意するなかれ、生徒たちに基本的な自由を任せきっている証拠であろう(ま、ルールを説明不足だったんじゃないの?という疑念は多少あるけどね)。
毎年体育祭をみるたびに「あぁ~いい学校にはいったなあ」と思います。
by kenzo_stsk
| 2017-05-21 09:56
| ■生活