2006年 02月 06日
懇談会と協議会 |
1/29に掲載した「商業者たち」の文書に対する多くのコメントをいただいた。
この件に関しては僕の説明不足からくる誤解という面が大きいと思ったので、下記に改めて文書を投稿することにします。
街づくり懇談会は下北沢の4商店街と2町会の参加によって1984年に発足しました。発足当初は都市整備公社が事務局となり、その後北沢総合支所ができてからは、同街づくり課に事務局を移行して、現在まで継続しています。会のメンバーは各会の会長等とその推薦者によって構成され、自由な参加(傍聴も含み)は認められていません。本来、世田谷区は1995年に街づくり条例を決めた際、街づくり関する方針は、地区住民等の自発的参加の機会が保証されている街づくり協議会で話し合うことを基本とするように、自ら決めたのですから、その時点で、街づくり懇談会は協議会へと移行するべきでした。しかし、なかば条例を無視した形で、懇談会を協議会に代わる組織として認めるという判断をし続けてきました。
近年、その議事録の公開が請求された際、世田谷区は破棄を理由にその公開を拒否しました。それに関しては参加者の一人である商店会長より、議事録の保管が進言され、必要に応じた情報提供を約束してくださいましたが、世田谷区が事務局として運営してきた以上、区が責任をもって情報を管理し、公開に応じるべきだろうと僕は考えています。
世田谷区は街づくり条例の基本理念(第2条)において「区民は、健康で文化的な都市生活を享受し、機能的な都市活動を行うため、自己に関係する街づくりに参加する権利と責任を有する。区内において行われる街づくりは、安全で住みやすい快適な環境の市街地の形成を目指して総合的かつ計画的に進められるべきものであり、区民等の参加及び提案並びに区民等、事業者及び区の相互間における信頼、理解及び協力の関係によって成立することを確認する。これらのことは、常に尊重されなければならない。」と定めています。街づくりに参加することは責任であるとまでうたっているのにも関わらず、会合への参加さえ自由にできない団体でいつまでも話し合われていたのでは困るのであります。
先日下北沢フォーラムがおこなったアンケートによると、「下北沢の街づくりについて、自分も積極的に意見を述べていきたい」という設問に関して、42%を超える方が、ややそう思うかそう思うにチェックをいれました。世田谷区にはこのことを重く受け止め、早急に参加の自由を保障した体制で、下北沢の未来を話し合うように強く求めていきたいと思います。
この件に関しては僕の説明不足からくる誤解という面が大きいと思ったので、下記に改めて文書を投稿することにします。
街づくり懇談会は下北沢の4商店街と2町会の参加によって1984年に発足しました。発足当初は都市整備公社が事務局となり、その後北沢総合支所ができてからは、同街づくり課に事務局を移行して、現在まで継続しています。会のメンバーは各会の会長等とその推薦者によって構成され、自由な参加(傍聴も含み)は認められていません。本来、世田谷区は1995年に街づくり条例を決めた際、街づくり関する方針は、地区住民等の自発的参加の機会が保証されている街づくり協議会で話し合うことを基本とするように、自ら決めたのですから、その時点で、街づくり懇談会は協議会へと移行するべきでした。しかし、なかば条例を無視した形で、懇談会を協議会に代わる組織として認めるという判断をし続けてきました。
近年、その議事録の公開が請求された際、世田谷区は破棄を理由にその公開を拒否しました。それに関しては参加者の一人である商店会長より、議事録の保管が進言され、必要に応じた情報提供を約束してくださいましたが、世田谷区が事務局として運営してきた以上、区が責任をもって情報を管理し、公開に応じるべきだろうと僕は考えています。
世田谷区は街づくり条例の基本理念(第2条)において「区民は、健康で文化的な都市生活を享受し、機能的な都市活動を行うため、自己に関係する街づくりに参加する権利と責任を有する。区内において行われる街づくりは、安全で住みやすい快適な環境の市街地の形成を目指して総合的かつ計画的に進められるべきものであり、区民等の参加及び提案並びに区民等、事業者及び区の相互間における信頼、理解及び協力の関係によって成立することを確認する。これらのことは、常に尊重されなければならない。」と定めています。街づくりに参加することは責任であるとまでうたっているのにも関わらず、会合への参加さえ自由にできない団体でいつまでも話し合われていたのでは困るのであります。
先日下北沢フォーラムがおこなったアンケートによると、「下北沢の街づくりについて、自分も積極的に意見を述べていきたい」という設問に関して、42%を超える方が、ややそう思うかそう思うにチェックをいれました。世田谷区にはこのことを重く受け止め、早急に参加の自由を保障した体制で、下北沢の未来を話し合うように強く求めていきたいと思います。
by kenzo_stsk
| 2006-02-06 13:12
| ■都市計画