2006年 03月 03日
交通量データ計算はなんのためにおこなわれたか? |
交通経済の専門家、堀江照彦さんとお話をした。
彼は僕と同じ北沢4丁目の住人であり、“Save the 下北沢”をはじめるにあたって最初に協力を求めた専門家でもある。彼のことを最初に知ったのは、行政が開催した近隣小学校での事業説明会のこと。お決まりの短い時間での質疑応答の際、いつもずいぶんと専門的な質問をするおじいさんがいるなぁというのがその印象であった。「交通経済という視点からみて、54号線は必要とは思えない」というのが彼の持論。お一人でやられたというその経済効果分析計算のデータは玄人の作業とはいえ、見ただけでも頭がさがるボリュームである。
実際、彼のデータがなかったら、僕は“Save the 下北沢”の活動において、54号線の中止を求めるということに自信をもてなかっただろうと思う。そして彼が東京都や世田谷区に地道に情報開示を求め、不足しているデータは実際に交通量調査をおこなって補足し、まとめ上げたのが、“Save the 下北沢”の「交通量推計と効果便益分析」のデータである。この分析には彼の専門家としての意地と、地元下北沢への愛情が注がれている。
最近、世田谷区から交通量調査に関する、堀江さんからの質問に対して返事がきた。それは、計算結果からみて不可思議な部分が多いため、分析の途中計算における仮定がどのようになっているのかを質問するものであったのだが、「区はコンサルタントを専門家として信用して発注しているので、手続き上問題がないデータに関する詳細については、細かく問いただす必要を認めない」というもの。僕たちがデータの内容に関して、質問しているのに対して、何も情報開示するでもなく、手続き上の問題とすり替えて回答するというのは一体どういうことなのだろう。そう聞いて、行政のおこなった交通量データが、「手続き上の必要からつくらせたもので、内容を精査する必要はない」と明言されたように感じたのだが、僕の気のせいだろうか?最近、世田谷区とこの問題に関して話をするたびに、区民としての誇りを失っていく気がする。
彼は僕と同じ北沢4丁目の住人であり、“Save the 下北沢”をはじめるにあたって最初に協力を求めた専門家でもある。彼のことを最初に知ったのは、行政が開催した近隣小学校での事業説明会のこと。お決まりの短い時間での質疑応答の際、いつもずいぶんと専門的な質問をするおじいさんがいるなぁというのがその印象であった。「交通経済という視点からみて、54号線は必要とは思えない」というのが彼の持論。お一人でやられたというその経済効果分析計算のデータは玄人の作業とはいえ、見ただけでも頭がさがるボリュームである。
実際、彼のデータがなかったら、僕は“Save the 下北沢”の活動において、54号線の中止を求めるということに自信をもてなかっただろうと思う。そして彼が東京都や世田谷区に地道に情報開示を求め、不足しているデータは実際に交通量調査をおこなって補足し、まとめ上げたのが、“Save the 下北沢”の「交通量推計と効果便益分析」のデータである。この分析には彼の専門家としての意地と、地元下北沢への愛情が注がれている。
最近、世田谷区から交通量調査に関する、堀江さんからの質問に対して返事がきた。それは、計算結果からみて不可思議な部分が多いため、分析の途中計算における仮定がどのようになっているのかを質問するものであったのだが、「区はコンサルタントを専門家として信用して発注しているので、手続き上問題がないデータに関する詳細については、細かく問いただす必要を認めない」というもの。僕たちがデータの内容に関して、質問しているのに対して、何も情報開示するでもなく、手続き上の問題とすり替えて回答するというのは一体どういうことなのだろう。そう聞いて、行政のおこなった交通量データが、「手続き上の必要からつくらせたもので、内容を精査する必要はない」と明言されたように感じたのだが、僕の気のせいだろうか?最近、世田谷区とこの問題に関して話をするたびに、区民としての誇りを失っていく気がする。
by kenzo_stsk
| 2006-03-03 00:41
| ・下北沢問題