2006年 07月 19日
Marines Go Home |
「Marines Go Home」という映画をみた。
これは米軍の新基地建設撤回や演習場撤去を求めて戦い続ける住民たちのドキュメンタリー映画である。北海道の矢臼別(やうすべつ)、韓国の梅香里(メヒャンニ)では演習場の中で生活しながら撤去を求める運動を続ける人々に、そして沖縄の辺野古(へのこ)では海上に船を出して工事に抵抗する人々の日々にスポットを当てている。
運動家と聞くと、みなさんどのような人だと思われるだろうか?もちろん一人で国家に抵抗したりもしているのですから、堅い信念をもっているのはもちろんなのだけれど、みんな生まれつき「運動家」であるわけではないことが、このドキュメンタリーをみると良くわかる。元々はその土地の農民であったり、単純に地元を愛する人々にすぎないのだ。普通に日々の生活を続けている人が、国の政策に巻き込まれ、そのことに賛成するべきかどうか悩んだあげく「運動家」になっていくのだ。
それは、たぶん家族を病気で失ったり、会社が倒産して途方にくれたりするのと同じように、突発的な出来事に巻き込まれるという意味では、「運命」としかいいようがないものだ。この映画をみるとそんな日常と非日常の境界が、とても近いところにあることがよくわかる。この夏、戦争反対!ということがそれほどたやすい状況ではない人々の日常をみることで、戦争ということの意味をもう一度考えなおして欲しいと思った。
「Marines Go Home」は8/5(土)~18(金)の一週間、下北沢のシネマアートンで上映される。
PS:この映画の東京上映事務局の方から、直接広報に関する協力を求められて、試写の段階でこの作品をみることになった。とても良い映画をご紹介いただいたことに感謝します。
これは米軍の新基地建設撤回や演習場撤去を求めて戦い続ける住民たちのドキュメンタリー映画である。北海道の矢臼別(やうすべつ)、韓国の梅香里(メヒャンニ)では演習場の中で生活しながら撤去を求める運動を続ける人々に、そして沖縄の辺野古(へのこ)では海上に船を出して工事に抵抗する人々の日々にスポットを当てている。
運動家と聞くと、みなさんどのような人だと思われるだろうか?もちろん一人で国家に抵抗したりもしているのですから、堅い信念をもっているのはもちろんなのだけれど、みんな生まれつき「運動家」であるわけではないことが、このドキュメンタリーをみると良くわかる。元々はその土地の農民であったり、単純に地元を愛する人々にすぎないのだ。普通に日々の生活を続けている人が、国の政策に巻き込まれ、そのことに賛成するべきかどうか悩んだあげく「運動家」になっていくのだ。
それは、たぶん家族を病気で失ったり、会社が倒産して途方にくれたりするのと同じように、突発的な出来事に巻き込まれるという意味では、「運命」としかいいようがないものだ。この映画をみるとそんな日常と非日常の境界が、とても近いところにあることがよくわかる。この夏、戦争反対!ということがそれほどたやすい状況ではない人々の日常をみることで、戦争ということの意味をもう一度考えなおして欲しいと思った。
「Marines Go Home」は8/5(土)~18(金)の一週間、下北沢のシネマアートンで上映される。
PS:この映画の東京上映事務局の方から、直接広報に関する協力を求められて、試写の段階でこの作品をみることになった。とても良い映画をご紹介いただいたことに感謝します。
by kenzo_stsk
| 2006-07-19 18:47
| ■社会