2006年 11月 16日
防災の話・1(プロローグ) |
先日予告したとおり、防災の話の連載をはじめます。
室崎所長との会話は、私の方から現在進められようとしている行政計画と、“Save the 下北沢”の考えている防災計画の方向性について説明することからはじまった。私が話した“Save the 下北沢”の防災計画に関する骨子は以下の通り。
1.局所的な防災計画としては、下北沢には防災的に強化したい場所が2箇所あり(駅前食品市場とダイエー裏の住宅密集地域‥これらは世田谷区の消防強化エリア資料によっている)この2箇所について、小田急線跡地を拠点とした防災計画とした方が、54号線を拠点とするよりも有効に思われること。
2.広域的な防災計画としては、下北沢近辺での広域避難場所となりうる広い緑地は、羽根木公園(梅ヶ丘駅付近)・東大駒場キャンパス(東北沢駅付近)・代々木公園(代々木八幡駅)などであり、これらは小田急線によってつながっている。よって小田急線の跡地を日頃から緑道として利用しながら、防災の時の避難経路とすることはとても有効だと思われること。また、もし下北沢駅舎を駅前食品市場などに吸収し、現在計画されている小田急線の跡地から完全に排除できるならば、西にも東にも視覚的につながり、より有効であると思われること。
3.大規模な地震などの天災がいつおこるかわからないことを考えるならば、防災計画はできるかぎり迅速に対処する必要があると考えられ、そういう意味でも8年後には完成する小田急跡地を中心に考える防災計画の方が、まだいつ完成するかもわからない54号線を軸としたものよりも有効だと考えていること。
室崎所長はこれらの“Save the 下北沢”の提案を聞いた後でにっこりとうなずき、多くの経験を元とした話をはじめたのであった。‥つづく
室崎所長との会話は、私の方から現在進められようとしている行政計画と、“Save the 下北沢”の考えている防災計画の方向性について説明することからはじまった。私が話した“Save the 下北沢”の防災計画に関する骨子は以下の通り。
1.局所的な防災計画としては、下北沢には防災的に強化したい場所が2箇所あり(駅前食品市場とダイエー裏の住宅密集地域‥これらは世田谷区の消防強化エリア資料によっている)この2箇所について、小田急線跡地を拠点とした防災計画とした方が、54号線を拠点とするよりも有効に思われること。
2.広域的な防災計画としては、下北沢近辺での広域避難場所となりうる広い緑地は、羽根木公園(梅ヶ丘駅付近)・東大駒場キャンパス(東北沢駅付近)・代々木公園(代々木八幡駅)などであり、これらは小田急線によってつながっている。よって小田急線の跡地を日頃から緑道として利用しながら、防災の時の避難経路とすることはとても有効だと思われること。また、もし下北沢駅舎を駅前食品市場などに吸収し、現在計画されている小田急線の跡地から完全に排除できるならば、西にも東にも視覚的につながり、より有効であると思われること。
3.大規模な地震などの天災がいつおこるかわからないことを考えるならば、防災計画はできるかぎり迅速に対処する必要があると考えられ、そういう意味でも8年後には完成する小田急跡地を中心に考える防災計画の方が、まだいつ完成するかもわからない54号線を軸としたものよりも有効だと考えていること。
室崎所長はこれらの“Save the 下北沢”の提案を聞いた後でにっこりとうなずき、多くの経験を元とした話をはじめたのであった。‥つづく
by kenzo_stsk
| 2006-11-16 14:20
| ・室崎署長との「防災の話」