2007年 01月 17日
行政計画をこのまま進めるとどんな街になるのか? |
昨日のブログでせっかく車と商店街の関係性について書いたので、今日はその続き。
シモキタの商店街で多少の容積緩和がおこなわれたとしても、街のムードはかわらないと思っている人もいるかもしれないが‥もともと商店というものは歩いて利用できる5階程度より上にはなかなか延びては行かないものである。するとその部分には何ができるのか?それは多分今、借り手が多くつく若手単身者を対象とした、面積の狭い住居であろうと思う。なぜ、若手単身者が対象になるかというと、敷地が小さい場所に多くの人が住もうと思うと駐車場の確保は難しいからである。しかし、それは子育て世代を呼ぶことにはならない。なぜならば、子育て世代の多くは車での移動を希望し、もっと子育てにふさわしい緑の多い環境を求めるものだからだ。人口比率の偏りはより一層若者のベットタウンとしての街を形成していき、住み続ける街からは遠のいていくだろう。商店街への住宅の流入によって街の内部ではより大きな生活者と外来者との確執が高まっていくことが予想される。歩いて楽しめる商店街としてのシモキタは徐々に若者が夜、寝に帰るだけのベットタウン化がはじまるだろう。シモキタのムードが若者にとって楽しく、街に人が集まっているうちはそれもいいのかもしれないが、街の高層化によって起きる日照などの環境悪化がいつまでも若者をひきつけていけるかはやや疑問である。只でさえ都心に近くて家賃の高い環境に、若者をひきつけられる楽しいショッピング街というイメージが定着し続けられるのかどうかはかなり疑問だ。
すると空き部屋が目立ち資本投資した分を回収できない建物が目立つようになるだろう。はじめは部屋の賃貸価格が下落しはじめることがおこり、街はだんだんとスラム化していく。街のスラム化は大きな環境悪化をもたらし、若者さえ寄り付かないような街になっていくのではないか?
街を再活性化するために、区画を大きくまとめなおして、高層の再開発をしようというゼネコンがあらわれるのは多分このころ。そうなると街への住宅の乱入には歯止めがかからないことになり、土地の集約はより多くの車の流入を許すことにつながっていくだろう。
日当たりの良い低層の商店街を守り、外来者にとっての歩いて楽しめる環境を継続できるかどうか?シモキタの未来はその一点にかかっていると私は思う。
シモキタの商店街で多少の容積緩和がおこなわれたとしても、街のムードはかわらないと思っている人もいるかもしれないが‥もともと商店というものは歩いて利用できる5階程度より上にはなかなか延びては行かないものである。するとその部分には何ができるのか?それは多分今、借り手が多くつく若手単身者を対象とした、面積の狭い住居であろうと思う。なぜ、若手単身者が対象になるかというと、敷地が小さい場所に多くの人が住もうと思うと駐車場の確保は難しいからである。しかし、それは子育て世代を呼ぶことにはならない。なぜならば、子育て世代の多くは車での移動を希望し、もっと子育てにふさわしい緑の多い環境を求めるものだからだ。人口比率の偏りはより一層若者のベットタウンとしての街を形成していき、住み続ける街からは遠のいていくだろう。商店街への住宅の流入によって街の内部ではより大きな生活者と外来者との確執が高まっていくことが予想される。歩いて楽しめる商店街としてのシモキタは徐々に若者が夜、寝に帰るだけのベットタウン化がはじまるだろう。シモキタのムードが若者にとって楽しく、街に人が集まっているうちはそれもいいのかもしれないが、街の高層化によって起きる日照などの環境悪化がいつまでも若者をひきつけていけるかはやや疑問である。只でさえ都心に近くて家賃の高い環境に、若者をひきつけられる楽しいショッピング街というイメージが定着し続けられるのかどうかはかなり疑問だ。
すると空き部屋が目立ち資本投資した分を回収できない建物が目立つようになるだろう。はじめは部屋の賃貸価格が下落しはじめることがおこり、街はだんだんとスラム化していく。街のスラム化は大きな環境悪化をもたらし、若者さえ寄り付かないような街になっていくのではないか?
街を再活性化するために、区画を大きくまとめなおして、高層の再開発をしようというゼネコンがあらわれるのは多分このころ。そうなると街への住宅の乱入には歯止めがかからないことになり、土地の集約はより多くの車の流入を許すことにつながっていくだろう。
日当たりの良い低層の商店街を守り、外来者にとっての歩いて楽しめる環境を継続できるかどうか?シモキタの未来はその一点にかかっていると私は思う。
by kenzo_stsk
| 2007-01-17 04:12
| ■都市計画