2007年 03月 26日
俺が本当に言いたかったこと |
「しろうとあつまる勝手なワタシ」で、勝手連としての発言をした。
「市民運動は高齢者のもの」といわれて久しい。そんな中、若者の市民団体からのメッセージを発言するために、浅野史郎のための集会で、壇上に立った。
実は、若者発言を強調するために、会の始まる30分前までは、大学院生(久山)が発言者となる予定であった。しかし、行きの井の頭線で浅野さんの本「疾走12年~アサノ知事の改革白書~」を読みながら、気が変わった。
浅野さんは宮城県知事になる前、官僚であった。その男が知事になった直後、ある市民団体から、予算執行の疑惑についての指摘を受け、結果として官僚体質の浄化を決心することとなったらしい。結果、県政の内部に身内の不手際を徹底的にしらべる部署を設けて体質を改善するに至った。そのときの気持ちを彼は「左手が腐っていることを知って、右手で切断する決心をしたもの」というように表現している。俺はその文書を読んで、行きがけの井の頭線の中で、ぽろぽろ泣いたのであった。こんなに県民に対して誠実な男がいるだろうかと思ったのだ。
実は下北沢の問題には多くの専門家が問題提起をしている。そのなかには以前官僚として都市計画の制度を決めていた人間もいるのである。彼らにとって、それは今までの自分を否定するという意味で、自分の身を切るような想いであるはずだ。
だから、俺は今回浅野氏に、下北沢の問題を「単なる地域の問題」としては見てほしくないのだ。これは、建築士という専門職がその名誉をかけて戦っている戦場なのである。
浅野さん!日本の都市計画の未来はあなたの腕にかかっています。どうか日本の将来に光をあててください。
PS:今日、1分間という時間制限の中で、「太字」で書いた部分のコメントを発することができなかった。一体なんのために久山の時間をとりあげたのだろうかと今、俺は猛烈に反省している。犯してしまった失敗は取り戻せないだろうけど、とりあえず、このブログでは本当に言いたかったことを書いておくことにします。
「市民運動は高齢者のもの」といわれて久しい。そんな中、若者の市民団体からのメッセージを発言するために、浅野史郎のための集会で、壇上に立った。
実は、若者発言を強調するために、会の始まる30分前までは、大学院生(久山)が発言者となる予定であった。しかし、行きの井の頭線で浅野さんの本「疾走12年~アサノ知事の改革白書~」を読みながら、気が変わった。
浅野さんは宮城県知事になる前、官僚であった。その男が知事になった直後、ある市民団体から、予算執行の疑惑についての指摘を受け、結果として官僚体質の浄化を決心することとなったらしい。結果、県政の内部に身内の不手際を徹底的にしらべる部署を設けて体質を改善するに至った。そのときの気持ちを彼は「左手が腐っていることを知って、右手で切断する決心をしたもの」というように表現している。俺はその文書を読んで、行きがけの井の頭線の中で、ぽろぽろ泣いたのであった。こんなに県民に対して誠実な男がいるだろうかと思ったのだ。
実は下北沢の問題には多くの専門家が問題提起をしている。そのなかには以前官僚として都市計画の制度を決めていた人間もいるのである。彼らにとって、それは今までの自分を否定するという意味で、自分の身を切るような想いであるはずだ。
だから、俺は今回浅野氏に、下北沢の問題を「単なる地域の問題」としては見てほしくないのだ。これは、建築士という専門職がその名誉をかけて戦っている戦場なのである。
浅野さん!日本の都市計画の未来はあなたの腕にかかっています。どうか日本の将来に光をあててください。
PS:今日、1分間という時間制限の中で、「太字」で書いた部分のコメントを発することができなかった。一体なんのために久山の時間をとりあげたのだろうかと今、俺は猛烈に反省している。犯してしまった失敗は取り戻せないだろうけど、とりあえず、このブログでは本当に言いたかったことを書いておくことにします。
by kenzo_stsk
| 2007-03-26 01:11
| ■都市計画