2007年 09月 16日
交通公園 |
現在、補助輪はずし特訓中。
杉並区、善福寺緑地の交通公園にいった。ここは自転車の貸し出しもしてくれるタイプ(無料)の交通公園で、補助輪を外すための特訓グッズとして、サポートバーつきの自転車や、足こぎバランス練習のためにペダルをなくした自転車などがある。後者はペダリングとバランスとりのふたつの作業を切り離して学習させるための自転車で、両足で押しのりするときにじゃまになるペダルをあえて撤去してしまった自転車のこと。「別々に学習させることで、転ぶ経験をさせずに、格段に早く補助輪を外せる」という話を聞いたときは、思わずひざを打った。下北沢の近くではここと、外苑前にもおなじようなサービスをする施設があると聞いた。うちの近所には渋谷区大山町の交通公園があるが、あそこは今や名ばかりになってしまい、親が自主的に信号などを教えないとダメだし、誰も交通法規を守ろうとしていない管理下で、ルールを教え込むことはほとんど不可能じゃないかと思う。
そんなわけで娘も近い将来、補助輪なしの自転車にのれるようになるんだろうと思うわけだけれど、親として心配なのは、「自由に自転車にのれるようになった後」の方である。
僕は子供の頃、2度自転車関連の交通事故にあっている。一度は小学校の低学年のとき、走って坂道を駆け下りた直後、自転車に跳ね飛ばされ、もう一度は4年生(確か?)のときに自転車で茶沢通りを横断中、車に撥ね飛ばされた。あとのときには親から「交通事故には気をつけて」と言われ続けていたのに、事故にあったことが済まなくてしばらく親に黙っていたため、余計かみなりを落とされたことを記憶している。
交通事故で命を落とす人の数はここ10年、順調に減ってきている(9640→6352)。これはシートベルトの着用の義務化、そして飲酒運転に対する罰の徹底によって、事故の数を格段に減らすことに成功した成果であって、自転車で車に引かれて死んだ人の数はここ2年間で逆に増えており、まだ効果的な対応がなされていないことがうかがえる。
そもそも、日本で自転車はどこを走ればよいか知らない人が多い(実は自動車と一緒に車道を走るのが正しいルール)。でも、現在の交通事情で、これを徹底させたら、死者の数は増すだけだろうと思う(いや、僕も環七を走るときは必死だもの)。以前、補助54号線の説明会のときに、「自転車専用スペースはつくられるのか?」という質問をした後、「自転車が走るべき場所」についても質問し、先のことを知った。
自治体はCO2削減ために自転車の利用が有効であることに気づいていながら、新たにつくる道に自転車用のスペースを提供しないのは何故なのだろうかと、あの時は真剣に怒った。そう歩行者には片側9mものスペースをつくるのに、自転車はゼロなのだ。。そもそも、自動車に路中用のスペースを設け、そこに駐車する自動車が増えるたびに、車道を走る法規に従順な自転車走行者は、さらに車道に追いやられ、命がけになるという悪循環なのだ。
お願いだから、自転車用のスペースのある道を、日本の標準にして欲しい。
杉並区、善福寺緑地の交通公園にいった。ここは自転車の貸し出しもしてくれるタイプ(無料)の交通公園で、補助輪を外すための特訓グッズとして、サポートバーつきの自転車や、足こぎバランス練習のためにペダルをなくした自転車などがある。後者はペダリングとバランスとりのふたつの作業を切り離して学習させるための自転車で、両足で押しのりするときにじゃまになるペダルをあえて撤去してしまった自転車のこと。「別々に学習させることで、転ぶ経験をさせずに、格段に早く補助輪を外せる」という話を聞いたときは、思わずひざを打った。下北沢の近くではここと、外苑前にもおなじようなサービスをする施設があると聞いた。うちの近所には渋谷区大山町の交通公園があるが、あそこは今や名ばかりになってしまい、親が自主的に信号などを教えないとダメだし、誰も交通法規を守ろうとしていない管理下で、ルールを教え込むことはほとんど不可能じゃないかと思う。
そんなわけで娘も近い将来、補助輪なしの自転車にのれるようになるんだろうと思うわけだけれど、親として心配なのは、「自由に自転車にのれるようになった後」の方である。
僕は子供の頃、2度自転車関連の交通事故にあっている。一度は小学校の低学年のとき、走って坂道を駆け下りた直後、自転車に跳ね飛ばされ、もう一度は4年生(確か?)のときに自転車で茶沢通りを横断中、車に撥ね飛ばされた。あとのときには親から「交通事故には気をつけて」と言われ続けていたのに、事故にあったことが済まなくてしばらく親に黙っていたため、余計かみなりを落とされたことを記憶している。
交通事故で命を落とす人の数はここ10年、順調に減ってきている(9640→6352)。これはシートベルトの着用の義務化、そして飲酒運転に対する罰の徹底によって、事故の数を格段に減らすことに成功した成果であって、自転車で車に引かれて死んだ人の数はここ2年間で逆に増えており、まだ効果的な対応がなされていないことがうかがえる。
そもそも、日本で自転車はどこを走ればよいか知らない人が多い(実は自動車と一緒に車道を走るのが正しいルール)。でも、現在の交通事情で、これを徹底させたら、死者の数は増すだけだろうと思う(いや、僕も環七を走るときは必死だもの)。以前、補助54号線の説明会のときに、「自転車専用スペースはつくられるのか?」という質問をした後、「自転車が走るべき場所」についても質問し、先のことを知った。
自治体はCO2削減ために自転車の利用が有効であることに気づいていながら、新たにつくる道に自転車用のスペースを提供しないのは何故なのだろうかと、あの時は真剣に怒った。そう歩行者には片側9mものスペースをつくるのに、自転車はゼロなのだ。。そもそも、自動車に路中用のスペースを設け、そこに駐車する自動車が増えるたびに、車道を走る法規に従順な自転車走行者は、さらに車道に追いやられ、命がけになるという悪循環なのだ。
お願いだから、自転車用のスペースのある道を、日本の標準にして欲しい。
by kenzo_stsk
| 2007-09-16 01:11
| ■生活