シモキタな日々
2024-03-18T10:19:31+09:00
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建築士-金子賢三が下北沢で考える日々の徒然
Excite Blog
世田谷のまちと暮らしのチカラ(その2)
http://stsk.exblog.jp/30858749/
2024-03-18T10:18:00+09:00
2024-03-18T10:19:31+09:00
2024-03-18T10:18:37+09:00
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■園藝部
参加希望者がとても多かったようで、会場への参加はすでに満員だったので、園藝部のこやにノートパソコンを持ち込んでYouTubeのオンライン放送をみた。前半は現在注目のスポット4カ所からの活動報告がそれぞれ40分ずつあり、そのあと各活動の主役たちを壇上に迎えてのパネルディスカッションというメニュー。全5時間という超ロングバージョンであった。
注目のスポットとは
●「KOMAZAWA MOAI FARMから始まる駒沢のまちと駅のこれから」株式会社イマックス、東急電鉄株式会社
●「下北沢で働く~誰かのやってみたいが街とつながるワークプレイス~」株式会社ヒトカラメディア、株式会社はこぶん、京王電鉄株式会社
●「公共施設を核とした新たなコミュニティづくり」さくら花見堂の会、まもりやまテラスの会、株式会社世田谷サービス公社
●「企業と市民が連携した『緑の基軸づくり』~下北沢の事例から」一般社団法人シモキタ園藝部、小田急電鉄株式会社
の4つ。鉄道事業者の開発事例が3つ、学校の統廃合により生じた学校跡地を拠点とするまちづくり活動が2か所というラインナップであった。まちづくりの核として緑をテーマとしている団体が多いこと、また新しい働き方や居場所など、ライフスタイルの変化に対応した活動が生まれてきていることがみてとれた。鉄道事業者が多く登壇したのは、東京のインフラ開発が新しい局面にはいっていることを示しているのだろうし、学校跡地の開発は子どもが減ってきていることによる社会の人口構成の変化から生じている事例ともいえるだろう。いずれも時代の変化によって生き方、ライフスタイルの変革が急激に進んでいることを思わせた。世田谷においてはそれらの変化が東京の中央に近い部分、つまり東側から起こっているということを表しているのかもしれないなと感じた。
我らが園藝部からも代表理事の三島さんが登壇し、活動をとても丁寧に紹介していました。小田急電鉄の五十嵐さんの開発の経緯説明も計画の段階でどういう検討がなされた上で、下北線路街のプランが生まれてきたのかがよくわかる事例紹介となっていてとてもわかりやすく、面白いものでした。すごくためになる講演会だったので、アーカイブが公開される予定がないというのはとても残念なことです。部分ごとにでも公開の手立てがないものか、再検討してほしいなと感じています。
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ソラいす
http://stsk.exblog.jp/30857509/
2024-03-17T09:59:00+09:00
2024-03-17T10:04:59+09:00
2024-03-17T10:04:59+09:00
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・下北沢問題
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区境
http://stsk.exblog.jp/30854565/
2024-03-15T01:47:00+09:00
2024-03-15T02:02:55+09:00
2024-03-15T02:02:55+09:00
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未分類
実はこの道路は世田谷区と渋谷区の区境なので、今回の拡幅に関しても左右で格差が生じないかが心配。とにかく、渋谷側は自転車専用道路まで用意されており、どう考えても世田谷区側とはスペックが違うのである。
行きは良い良い帰りは怖いってことにならないと良いのだが・・
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下北沢まちの案内所
http://stsk.exblog.jp/30848837/
2024-03-10T13:08:00+09:00
2024-03-10T22:33:55+09:00
2024-03-10T22:33:55+09:00
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未分類
今回のトピックは夏前くらいで閉鎖することが決まっている、「まちの案内所」について。その必要性や継続の可能性についてなどを、長く案内部会の世話人としてその業務に携わってきた佐藤さんからの報告を聞き、学んだ。
ここは駅前広場建設のための説明場所として登録し始めたというその特殊性や、現地で手伝ってくれたボランティアの傾向や継続性の分析など、その報告は多岐に渡り、無償で継続している例はないことなどを含めて、とても納得のいく解析となっていた。
最後に新しく6商連合会の理事長となられた一番街金物店の大木会長より、免税事業の拠点として継続する可能性が示されたのは、大きな成果であったのではと思う。
詳細については、実際の話を聞いていただいた方がベターかと思うので、当日の動画の公開URLを下に貼っておきます。
https://youtu.be/DeEVLP0jIFE
お時間のある時にご確認ください。
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空き地
http://stsk.exblog.jp/30839961/
2024-03-04T20:55:00+09:00
2024-03-04T20:55:23+09:00
2024-03-04T20:55:23+09:00
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・下北沢問題
園藝部の植栽管理の仕事として、カントリーヘッジをつくった。以前は剪定枝を使った柵が作られていたのだけれど、空き地を利用するこどもたちによく触られる場所のため、頻繁に壊れてしまうので、柵の形状を変えたわけだ。あたらしい工業的な材料を使うのではなく、一般的には事業ごみとして処理されることの多い材料を使ってつくるのが、循環を大切にする園藝部テイストの醍醐味である。
2019年10月、BE YOU.というコンセプトとともに下北線路街の開発方針が示されてから4年半近くが経った。まちの声を聞きながら開発のスタイルを決めていくという宣言とともに、この空き地でオープニングセレモニーが行われたことを懐かしく思い出す。駅前広場の工事車両の進入などの必要性から、暫定的な場所として開発を保留したという理由もあるのだろうが、一般的には企業の斬新なデザインを前面に押し出したスタイルが多いなかで、そのコンセプトは非常に画期的に思えた。そんな空き地をつかった数々のイベントを通して、その企画設計者であった環境設計会社であるフォルクと知り合い、シモキタ園藝部が育ってきたという経緯ひとつをとっても、ここが下北沢の開発の姿を決める象徴的な場所であったといえるだろう。
2年後、駅前広場が完成するスケジュールを見込んで、そろそろ空き地の本設計がはじまるという話をきいた。企業として収益のあがる施設をつくることが大切なことは重々承知しているのだけれど、今の空き地のテイストをなるべく継承する形での開発になるといいなと願っている。
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雑多なまち
http://stsk.exblog.jp/30837946/
2024-03-03T17:21:00+09:00
2024-03-03T18:56:39+09:00
2024-03-03T18:22:09+09:00
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・下北沢問題
下北沢駅を中心とした半径1キロ内外の、都市計画やまちづくりの進捗について報告する会である「北沢デザイン会議」も10年の区切りを迎えたことになる。一昔の出来事を振り返りながら、一番のトピックは南西口から世田谷代田近くまでつくる予定だった立体緑道を中断し、シモキタ雨庭広場や北沢のはら広場などのみどりを増やす方向に舵を切った英断だったよなぁとしみじみ思った。区道と小田急電鉄のみどりの境目を目立たせず、シームレスに連続してみえるように心掛けたという保坂区長からの発表にも見て取れるように、そこには自治体と企業が地域住民と協働しながら環境を作っていった苦労の歴史があるのだ。あと2年くらいで工事が終わる予定の駅前広場ができると、この小田急線の地下化に伴う上部利用工事も一通りの完成をみることとなる。
そんな流れの中、まちづくりの重要テーマも、具体的にどういう施設をつくっていくかというハードの問題から、どのようにまちを使っていくかというソフトの問題に移行しつつある。今回のデザイン会議でも発表のあった「エリアマネジメント」がその最重要事項となっていきそうだ。
今回、現在のエリアマネジメントの枠組みと課題についての発表をきいて心配になったのは、現状の参加メンバーが北沢2丁目の商業者や住民に限定され、外部に対して開いた構成になっていないことだ。もちろんスタートの段階なので、まずは身内を固めなければという気持ちはわかるのだけれど、大切なスタートだからこそ、外部からの声を聞き、バランスのとれたメンバー構成で柔らかく考えることってとても重要だと思う。当事者だけでは、どうしても議論が煮詰まってしまい、新しいアイデアが出てこないことってよくあることだからだ。
思えば、セイブ・ザ・下北沢や、小学校のおやじの会、そしてシモキタ園藝部など、今まで関わった中で成功したなと思える活動はみな雑多な職種と幅広い年齢層で構成された活動体であった。
シモキタを読み解くキーワードは?という質問の中で、「雑多な」という言葉が出てきたことでもわかるように下北沢は雑多なまちである。雑多なまちは雑多なメンバーで作っていかなければ、楽しくなってこないと思う。
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ソラいす
http://stsk.exblog.jp/30814370/
2024-02-18T16:13:00+09:00
2024-02-18T16:13:04+09:00
2024-02-18T16:13:04+09:00
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・下北沢問題
昨日リンク・パークでソラいすを組み立てて色塗りをした。これは、下北沢には自由に座れる場所が少ないねという声をうけて、僕らがはじめた自由に座れる場所の開放である「下北沢リンク・パーク」の新規プロジェクト。空色の小さな椅子をまちのお店などに置いてもらって、自由に座れる場所を増やしていこうという企画である。今年度の終わりまでに20脚をまちに置くことを目指し、昨日は最初の10脚を組み立てて色塗りをした。
「歩けるまちから、座れるまちへ」下北沢がさらにやさしいまちになるといいなと思う。
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世区街10号線
http://stsk.exblog.jp/30810082/
2024-02-16T11:05:00+09:00
2024-02-16T11:16:32+09:00
2024-02-16T11:05:50+09:00
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・下北沢問題
現在工事中の駅前広場に関しては、バスやタクシーのロータリー部分から、まだつくりはじめていない補助54号線への接続部分までを(オオゼキ横のあたりの一部工事が始まっている部分も含めて)世区街10号線と呼ぶ区道として整備しており、2026年3月の完成を目指している。(遅れたときの言い訳として「以降」という文字が補足されているので、どこまで守るつもりがあるスケジュールなのかはわからないけれども…)
今回そんな駅広部分に区からのあたらしい提案が出てきたので紹介しよう。下の写真がその全貌である。ただでさえ「目障りだけれど、鉄道施設として必要なのならば仕方ないよね」とその存在を我慢してきた給気塔の周りにぐるりと意匠パネルを施し、さらに大きく囲った上で、イベントなどの時の必要なものを収納する倉庫としたいという案となっている。
まったくこちらからのできるだけロータリーの部分は小さくして、待ち合わせの来街者などが集まれるスペースを広く取りたいという提案にはひとつも応えないくせに、自分たちの提案に関しては何の相談もなく、いきなり別案をだしてくる無神経さも腹立たしが、大切な区民の広場の中央にドーンと倉庫をおきましょうという提案をしてくるセンスのなさもなさけない。僕が区長だったら、すぐに配置変えを指示する案件である。
あと、今回の会議をとおして、いつ完成するかわからない駅前の交通広場自体が、現在商業者の物流をになっている一般道路の大きな障害物となって南北の行き来を阻害してしまいそうだということが明確になってきた。いまさら計画をやめろとはいわないが、(まあ20年前からやめた方がいいよということは運動を通して耳が痛くなるくらい言い続けてきたわけだけれど、何も変えなかったわけなので)せめて完成にいたるまでの不便さは感じずになるべくスムーズな移行がきるような配慮をお願いしたい。使えないロータリー部分に芝生をひいて、しばらく広場として使ったら良いのではとか、対案はすでに出していますよね。
まずは分断ではなく接続を、閉鎖ではなく利用を考えることが大切である。
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世田谷のまちと暮らしのチカラ(その1)
http://stsk.exblog.jp/30806181/
2024-02-14T00:28:00+09:00
2024-02-14T00:28:04+09:00
2024-02-14T00:28:04+09:00
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■都市計画
三軒茶屋のキャロットタワー内(3・4階、生活工房にて、~4月21日まで。祝日を除く月曜休み、9時から21時まで、入場無料)で上記タイトルの展覧会が開催されている。横浜にならび、まちづくりの先進自治体と呼ばれる世田谷区の50年の歩みがよくわかる展示なので、ご興味のある方には是非足を運んでもらいたい。世田谷百景にはじまる区民の風景の推薦活動から展開していった世田谷区のまちづくりの歴史が時系列でわかりやすく紹介されている。僕が関わってきた世田谷区のまちづくり活動についてもいろいろ紹介されているので、この機会に何回かに分けて内容を紹介しようと思う。
今日はとりあえず、現在関わっている下北沢の活動が4階の階段を上がって左側のコーナーにまとめて紹介されていて、シモキタ園藝部と下北沢リンク・パークの活動が、ひとつの人工芝の上に仲良く並んで展示されていてとても嬉しかったという感想を述べるにとどめよう。いろいろと話し始めると長くなってしまうしね。
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ラジオ体操
http://stsk.exblog.jp/30804596/
2024-02-13T05:49:00+09:00
2024-02-13T10:01:55+09:00
2024-02-13T05:49:07+09:00
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・健康
僕の場合は、30代の後半に心身のバランスを大きく崩した時期があり、その時リハビリの一環として始めたのがきっかけだった。それ以降、早起きができた朝にはどこか近くの会場まで散歩をし、ラジオ体操をして朝をはじめることが習慣となった。ただ最初は、どこか一つの会場に決めて毎朝ラジオ体操をするというパターンではなかった。あくまでもラジオ体操は朝の散歩の一環であり、今日はどこまで散歩しようかなと散歩のコースと時間を考える際、中継地点としてどこの会場を選ぶかという決め方をしていたからだ。いわば拠点をもたない流しのラジオ体操家だったわけだ。
それが、5年ほど前から毎朝一か所の会場で体操をするようになった。きっかけは小田急電鉄が線路の地下化工事を終え、地上部分の開発方針として象徴的に打ち出した場所である「下北線路街空き地」でのラジオ体操に参加するようになったから。毎朝8時半から9時という少し遅めの時間帯が毎朝参加するのに便利だったし、30分という長めのエクササイズがより積極的な体調管理に役立つと思えたからだ。4年前のコロナの蔓延をきっかけとしてZOOMを併用してのオンライン放送を開始するのに、日々の放送の技術サポートをするようになり、毎日参加している内に、時々ステージに立って指導員としてラジオ体操をするようにもなった。
僕らのラジオ体操会にはいくつかの他とは違う特徴がある。一つ目は時間帯が遅めであること。一般に開放された公園のような公共施設を会場にしているのではないため、開場できる時間帯としてやや遅めに設定されたということかと思う。NHKのラジオ放送は毎朝6時半からなので、それに比べると2時間遅いということになる。ものぐさな感じもするが、それ由に参加しやすいということもあるだろう。ふたつめは参加者がほとんど加わっているLINEグループを持っているということ。こちらも会場が私鉄の施設であるため、イベントの都合でステージが使えなかったり、一部に車がはいるためのケアをしなければならなかったりと安全管理上の都合で、会場管理者との連絡を密に取り合う必要があったことと、それを参加者に周知させる手段として便利だったという理由で根付いていった。最初は運営上の便利さではじまったことだったけれど、参加者同士の日常的なコミュニティツールともなっており、その関係性を濃密にする手段として大いに役立っている。今では半期に一度ピクニックをしたり、まち歩きをしたりというようなコミュティの核としての役割もはたし、芝居を観に行ったり、音楽会にでかけたり、どなたかの家に集まって食事会をしたりと、活発な地域活動の拠点となっている。
地域とほどよい距離感でつながることは人生を楽しくするコツであり、住みよいまちをつくる特効薬である。
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ゴミ拾い
http://stsk.exblog.jp/30802779/
2024-02-12T06:15:00+09:00
2024-02-12T06:15:20+09:00
2024-02-12T06:15:20+09:00
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■社会
大方の人は自分の住む家の前に、ゴミ回収のときに袋詰めのゴミ出しをして、その際カラスにつつかれて破れたものがあったらその補修をするとかその程度ではないだろうか。もしくは落葉の季節にご自宅の前の道を帚ではきながら、少し周辺の道の落ち葉を掃いてみるとかその程度のことだ。
下北沢の都市計画改善に声をあげ、まちのことに関わるようになり、いろいろな機会にまちの活動を目にするようになって、周辺の清掃活動に関わる多くの人や機会があることを知った。月一で夜の下北沢駅前に集まってやる町会・近隣商店街中心のナイトパトロールという活動もそうだし、若い人たちによびかけておそろいのシャツを着てまちを清掃するグリーンバードという活動もある。その一方でごく個人的に空き缶やたばこの吸い殻をお掃除してくださっている人もいる。この前、朝のラジオ体操に向かう道で、箒と柄の長いちりとりをもって歩きながらゴミ掃除をなさっている方がいたので挨拶をしてみると、その辺りに住んでいる方ではなくて、あるいて5分くらい離れた場所に住んでいる方だったということがあった。ずいぶん遠くまでお掃除さなるんですね。というと、まあお散歩の一環ですね。という。自分も健康になって町もきれいになると気持ちがいいじゃないですか。とのこと。
こういう活動がもっと人の目に触れ、まちに知られるようになると良いのにと思う。そうすれば、ゴミのポイ捨てなんてできなくなって、まちは自然ときれいになっていくんじゃないかな。
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老々介護
http://stsk.exblog.jp/30800586/
2024-02-10T23:13:00+09:00
2024-02-10T23:13:28+09:00
2024-02-10T23:13:28+09:00
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■社会
母がまちで転び、足を痛めてしまったという。銀行の前でちょっとした段差に躓き、家の近くまでは帰ってこれたのだが、家のごく近くまでくると一歩も歩けなくなってしまったらしい。怪我の状態を心配した家族がタクシーを呼んで、病院までつれていく場面に出くわしたというわけだ。
数年前、父が突然歩けなくなった。いつも元気にまちを歩き回り、具合の悪い植物の世話をするのが好きな人だったので、突然歩けなくなったのはすごくショックだったろうと思う。診察を受けるとパーキンソン病だといわれた。足が上がらなくなり、足を引きずるようにしか歩けなくなった。結局今までは10分くらいで歩けた距離を2~3時間かけてしか歩けなくなり、しばらくすると車椅子でしか移動できなくなった。自由に歩くのが好きな人なので、最初は電動車椅子をつかって自由に歩かせることも考えたのだが、痴呆も同時に進んでいるので、突然家がどこだかわからなくなることもあるので、危険ではないかと止められた。
父の介護のために母はそれまで続けていたスポーツクラブ通いをやめることとなった。歳をとってから今まで続けていた運動をいきなりやめてしまうと身体に悪いのではないかと、介護のサポートを申し出たのだが、どうやら世話になるのが悪いと遠慮があるようで、なかなか受け入れようとはしなかった。そうこうするうちに運動不足からか、目に見えて彼女も歩くのが遅くなっていった。そんな中での母の怪我、半月板がきれいに二つに割れているという。父の介護を一手に引き受けていたわけだから、家族にとっても影響は2倍である。今までしていた買い物はいけなくなりそうだし、一日3度の食事の準備もサポートしなければということになりそうだった。
ふたりの娘たちの世話も一段落し、個人の時間が少しづつ増えてきたところで、また半主夫にもどることになりそうだ。下北沢問題も最終局面にかかっているところなので、スピードダウンしなければならないのはちょっと辛いが、生活のことは最優先なので、やれることにしぼってやるようにする必要がありそうだ。人生っていろいろある。人生の半分の時間をかけて関わってきたことなので、ぞんざいにせず丁寧にやれってことなのかもね。
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降雪(その2)
http://stsk.exblog.jp/30798950/
2024-02-10T02:00:00+09:00
2024-02-10T02:00:35+09:00
2024-02-10T02:00:35+09:00
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■生活
その後、最近除雪機を選んで購入した本人である園藝部代表理事のひとりであるともみさんもやってきて、除雪機の使い心地などを確認していました。その後もみんなで楽しく除雪作業をし、一通りの作業が終わったので、帰宅前に一緒に働いたコエビちゃんと世間話をしていたら、「ケンゾーさん、今日の午後はお暇ですか?」と聞かれたので、デートにでも誘われるのかと思ったら(ま、そんなわけないね)、ずっとカマクラを作ってみたかったので、この機会に挑戦したい、是非ご協力を!との話であった。他にも協力してくれる園藝部の仲間をSNSを介して集めてみるという。たまたま午後の予定はない日だったので快諾し、一度帰宅して家でお昼を食べた後、再度のはらへと向かった。
お昼を食べながらカマクラの作り方を考える。雪の多い地域では半球状に雪を締め固めた後で入るスペースを入口部分から掘っていくという方法をとるのであろうが、数年前まだ次女がチビだった頃に自宅前でトライして、半日全力で頑張っても東京の降雪量では小さなこども一人がはいるものを作るにも大変だったことを思い出した。今回は前回よりは広い範囲に積もっている雪を集められるとはいえ、無垢で雪をかためた後、中にスペースをつくるのは大変そうだ。そこで今回はハンドボールサイズの雪玉をつくって丸く積み上げながら、だんだんと雪の外壁だけをつくっていく、エスキモーの氷の家スタイルでカマクラをつくっていく方法でのチャレンジにしようと決めた。
現地に行って作り方を相談しているとカマクラづくりに参加したいという女子たちが次々と集まってくる。こちらとしては力のある若い男子がやってくることを期待していたのだが、残念なことに男子は一名もいなかった。力仕事になりそうな予感で逃げられたのか、カマクラに入ってみたいというロマンチックな欲望はそもそも女子にしかないものなのかは不明である。はじめてみると、雪玉作戦はなかなかうまくいかない。そもそも雪玉自体に自立した壁になれるような耐力を持たせることはなかなか困難である上、両隣の雪玉とバランスをとりながら、内側に湾曲する壁をつくることは困難なのであった。そこで、一度植栽管理で切り集めてきた枝葉をカマクラの中央にいれこんで、壁の支えとしながら、後でそれらを外に出す作戦に切り替えた。枝の中にはかなりの長さをもつ枝もあったので、それらをアーチ状に組み合わせながら結び、雪の重量を支えるフレームにならないかチャレンジを繰り返した。ただ50~60センチまではこの方法でも上手くいくかにみえたが、そこから先は雪の壁自体の重量が重くなり、やわな枝程度ではもたなそうなことがわかってきた。もっと頑丈な構造が必要なのだが…と考えていると遠くから、ベンチの上に吊り上げていた草屋根が、雪の重みで壊れたとの情報が流れてきた。ん、竹で組んだ網を弓なりに両側から突っ込んで中央で結びあわせれば、屋根を支える構造になりうるのではないか?とトライしてみると、これがジャストサイズでまさに神からの授かりものか?なのであった。無計画に進めてきたカマクラチャレンジの出口が見えた瞬間である。
予定の3時までに大方の構造をつくりあげて一休み。ちょうどコンポスト発電の仕組みについてお話を聞く講座が予定されていた日だったので、そちらに参加したのちに再度作業を仕上げることにする。ありがたい微生物の恩恵の話を聞いたのち、再度作業を再開。出口までの道筋がみえた後はほぼ順調に作業をおえることができた。
「これってカマクラ?」製作作業に参加してくれた女子たちより縄文式カマクラと名付けられた今回の作品がこちらである。今度はもっと上手くつくれるようにやり方を考えておきましょ。
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降雪
http://stsk.exblog.jp/30797255/
2024-02-09T03:35:00+09:00
2024-02-09T03:35:09+09:00
2024-02-09T03:35:09+09:00
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■生活
夕方のニュースでどうやら雪になりそうだという予報を聞いて、空き地(下北線路街空き地という名前の小田急電鉄の商業施設、以下空き地)にある園藝部(一般社団法人シモキタ園藝部、以下園藝部)の多肉植物の上にブルーシートはかけておいたので、ひとまずの心配はなかったけれど、日課であるラジオ体操会(北沢公園ラジオ体操会、週一水曜日+下北線路街空き地ラジオ体操会、毎日)への発信を確認しつつ、その後の行動について考えた。
家の前の道にでてみるとすでに隣の家の前の道路はすっかり除雪作業が終わっていて、その奥の家は人が一人歩ける程度の幅の除雪がなされていた。雪の日、道の表情は面する敷地に住む人のまちに対する関係や、その性格を如実に示す。ある家では隣の敷地との境界通りにピッシリと定規で線を引いたようにご自宅の前だけを完璧に除雪しているし、ある家では人が通れる一本の道幅だけの除雪が、それぞれのアパートメントのドアまで続いていたりする。僕の場合はちょうどその中間程度で、二人がすれ違うことができる程度の幅だけを除雪して、駅につながるメインの通りまで除雪する。結果駅寄り側の隣家前の自分の土地の前ではない場所の除雪もすることになるわけだが、親戚の家でもあるし、なにより歩行者の通り道がメインストリートまでつながっていないと歩行者道路の意味をなさないので、自然にそんな風になる。
ただ、今朝の場合は少し勝手の違うことになった。例年ならばすでに起きていたであろう隣家に住む母屋の両親が、近年父親の高齢化による車椅のお世話になるなどの生活の変化からか未だ起きておらず、除雪用シャベルの入った物置の鍵が開かなかったのだ。道具がないことには何もできないなぁと家の前で腕を組んで対策を考えていると、家の前の道の一番奥にある敷地のおねーさまが大きな除雪用シャベルをもって一仕事終えた風に門前にいるのがみえた。すぐにメインストリートまでの除雪作業のしたいけれど、道具がないことを伝え、一時的にシャベルをお借りできないかと交渉する。
ご快諾いただいた結果、ものの30分弱で自宅前の雪の処理を終え、そのまま道具を返すのではちょっと申し訳ないので、お借りした方の敷地の周りぐるりの除雪で手伝う部分がないかひととおり見て回った。奥の敷地のご自宅は広い。航空写真でみると小学校と同じくらいの広さがある土地なので、近所でも知らない人はいないお家なのであった。自然、ご近所の除雪状況を見て回ることとなった。ある家では年配の女性が近くの大通りである茶沢通りまでの除雪が終わっていないことを心配していた。お孫さんの通学の際の安全が確保されているかが心配だという。車通りの多い車道の雪は轍状に雪が解けているし、車の通行の邪魔になる雪を歩行者通路側に除雪するケースが多いので、自然歩行者はいつもより車道の脇を通行することになり、お孫さんの安全が心配になるわけだ。一応通学路の印である緑色のカラー舗装部分はすでに除雪が追わていることを確認し、車と人がお互い配慮しながら通行すれば、ひとまずは安心ではないかとの声がけをし別れた。
お借りした道具を門前に返して、一度家に戻ったあと、急いで駅に向かった。下北沢の南西口から線路跡地の駅前道路(小田急線の地下化工事によって発生した上部利用の一環で生まれた道路のこと)のはずれに面する我らがシモキタ園藝部の拠点まわりの除雪が気になったからである。
駅を通ると、駅周辺はちょうど電鉄関係者がコンコース前の除雪を終えた段階で、中央口に続くスロープなどはまだ雪が積もったままの状態であった。おつかれさまですと一声かけて、シモキタエキウエと呼ばれる駅の施設内通路を通って南西に向かう。のはらに続く立体緑道や階段の上はまだ雪だらけで、その脇の地上部分の駅からのメインストリートもまだほとんどの部分が雪に覆われていた。一部例外はのはらの脇の一部が人ひとりが通れる程度の幅で除雪作業がはじまっており、最初は小田急電鉄の社員の方が除雪をしてくださっているのかなと思っていた。結局最後にはその方も僕と同じシモキタ園藝部に最近入られた方で、よく見知った方のご子息だったと気づくのであったわけだが。
園藝部の通信手段であるスラックでの書き込みを確認しつつ、除雪用シャベルを確保しようとしていると、拠点の前の道でみたことのない除雪機が置いてあるのを確認しつつ、ここに置いてあるということは間違いなく園藝部のものであろうと想像し、違った時は謝って返せば良いよねと勝手に判断しつつ、試用してみた。これが一押しで歩行者二人がすれ違えるくらいの幅を一気に除雪できる優れもので、これを雪の日に寝かせておく意味はないよなと勝手に使い始めた。誰かのもちものであれば、この場所で除雪しているうちに声がかかるであろうし、盗んでしまうわけではないのだから、良しとしようとの独断である。一足前に一人分の幅の除雪をしてくれている先人の道を拡げるように除雪作業を続けた。
1時間弱、除雪作業を繰り返すと駅前まで到達したので、先人とお話して脇の階段の除雪に手をつけることにした。駅前道路わきの植栽管理を委託されている園藝部にどこまでの除雪作業が責任づけられているのかは詳しく知らないが、階段で滑って落ちたら大怪我につながるわけだから、そこまではやろうとの判断であった。友人の息子さんはあと15分くらいでここを離れなければならないとのことだったので、先行して階段の除雪に手を付けてもらい、追いかけるように手頃なサイズのシャベルをもって後を追った。
目標の除雪作業を一通り終えて拠点にかえると、園藝部のメインメンバーで一番乗りだったコエビちゃんが心配して拠点に来ていて、彼女に除雪機がどんなに凄いかを説明して(その時はこれが園藝部の所有物であるとの確認も終えていた)「ちょっと使ってみたいでしょ?」と作業を促して一息いれた。
道具が良いと作業も楽しい。また雪が降ったら一番に来ようっと。
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交番
http://stsk.exblog.jp/30467561/
2023-10-14T07:56:00+09:00
2023-10-14T07:56:52+09:00
2023-10-14T07:56:52+09:00
kenzo_stsk
・下北沢問題
場所は井の頭線ガード下とダイエーの間。ちょうどエキウエにいくエレベーターの向かいあたりに作られる計画である。以前はもう少し北寄り、新しくできる道路(補助54号線、僕らが建設を反対し続けている道路だ)と、そこから駅前広場に入ってくる区道(10号線)の交差点に面する場所が目論まれていたのだが、少し敷地として狭くてパトカーが置けないなどの理由から、駅前に計画変更となった。
駅前に交番があるのはとても便利である。多くの人が集まる場所には多くのトラブルの種があり、わざわざ呼ばれて現場に行く必要がなくなるし、何より住民としては交番までの道を教えなければならない手間が省けるからである。「駅前に交番がありますからそこで聞いてください!」の一言で大方のことは済んでしまうだろう。
一方で、駅前に交番ができたときのことをリアルに考えてみる。下北沢は道がとても込み入っていて「迷路のような町だ」といわれることがあるほどだ。きっと駅前の交番は道案内だけで大忙しとなるだろう。交番の中に道案内担当をおかなければならないかもしれない。まあ、それほどの人員を道案内の公務にあてられるのかはよくわからないわけなのだけれど。
しばらくの間、我らのシモキタリング(旧PR戦略会議)の案内部会というチームでは駅前の案内業務を仮設のユニットを駅前に設置して行ってきたので、それがどれほど忙しい業務なのかの想像がつく。特に再開発が進んできた現在、駅前の姿は以前と大きく様変わりしたので、駅前で場所がわからなくて途方に暮れてしまう人があとをたたないのである。
いっそ、交番の建物の一部に道案内のための部屋を一部屋つくって、市民側で運営できる道案内チームをつくったらどうだろう。道案内をしたら30分程度の音楽ライブができる以前のルール、シモキタらしくて僕は好きだったのだ。駅前で煩がられる路上ライブのプレイヤーと取り締まる側の警察が仲良く駅前の一角で共存できる町。是非目指してみたい気がする。
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