シモキタな日々:・小田急地下化工事
2009-01-06T20:44:03+09:00
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建築士-金子賢三が下北沢で考える日々の徒然
Excite Blog
小田急線の地下化工事をみてきました-その4-
http://stsk.exblog.jp/8155819/
2008-06-19T04:22:00+09:00
2009-01-06T20:44:03+09:00
2008-06-19T04:22:56+09:00
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・小田急地下化工事
環七の下を梅ヶ丘方面に渡り、さっきとは違う竪穴を登って、再び地上へ。一度工事現場から町を通って、代田八幡神社の裏手にある大きな建物に移動した。
そこは掘った土砂を処理する施設であった。今回のシールド工事によって出た土はすべて、このプラントで処理されることになるそうだ。それは土と水を分離して、土だけを大型トラックに載せるためにつくられた建物だった。住宅街の中にある施設でもあり、騒音対策にとても気をつかって作られていることが、説明からも感じられた。工事で発生する莫大な騒音を、図書館の閲覧室程度にまで下げるには、相当細かい配慮が必要だろう。夜間の工事だってあることを考えれば、なおさらである。建物の内部に引き込んで、トラックを方向転換させる回転床があることから、機械の発生音のみならず、トラックの運転音にも配慮していることがみてとれた。
今回の見学全体を見て思ったことだが、いや実に大変な工事である。そして、それは「鉄道線路の」地下化工事であって、駅の工事というわけではない(もちろん関係する駅もやがて工事されることになるのだけれど)のだ。人は自分に影響することにばかり興味が集中してしまう生き物である。町に住む僕としては、どうしても「下北沢駅」のことばかりが気になっていたわけだけれど、工事関係者にとっては、線路自体が一番の興味の対象であって、駅は単なる通過点に過ぎないということが良くわかった。「工事は順調に進んでいますが、駅のことはまだ白紙状態です」という信じられない日頃の発言も、もしかすると本当のことなのかもしれない。]]>
小田急線の地下化工事をみてきました-その3-
http://stsk.exblog.jp/8076982/
2008-06-06T06:18:00+09:00
2009-01-06T20:44:03+09:00
2008-06-06T06:18:50+09:00
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・小田急地下化工事
シールドがある竪穴をみたあと、僕たちは中間階レベルを横に伸びるトンネルを、世田谷代田方面に目掛けて歩きました。そこには人が歩く空間の横に、小さめの線路がしかれており、「これはなんなのだろう?」というのが、まずはじめの疑問でした。
それは、工事関係者からの説明によって、すぐに明らかになったのでしたが、前回も説明した「セグメント」と呼ばれるトンネルの殻を運ぶための運送路ということでした。
今回の工事では、写真のような断面のセグメントで地下のトンネルを形成していきます。ひとつの丸いトンネルをつくるのに、7枚のセグメントがつかわれるということでした。つまり、トンネルを少し掘っては、トンネルの殻をペタリと貼り付け、土が崩れないように掘り進めて行くという作業を繰り返しながら、地下を進んでいくということになります。一枚のセグメントの幅は30センチか40センチの2種類とのことでした。
そのまま通路を進んでいくと、柱がなにも立っていない、四角いトンネルにでました。そこは実は環七の真下で、すでに出来上がっているトンネルを見学することができました。同じ地下の外壁でも、地下をシールドで掘り進めるときの壁は丸く、環七辺りでは四角い断面が採用されたようです。これは、この辺りでは上下に他の水道管など、当たってはいけない都市施設がすでにあり、スペース的に丸い断面は採用できなかったということなのではと思います。四角い断面の上下すぐのところに、そんな管が通っているという説明がありましたから。
こちらも、環七の自動車を一時交通規制するわけでもなく、まずはトンネルの上に土が崩れないように平板を作ってから、その下にトンネルを掘っていくという工法を採用し、無事に開通したということでした。
なんの事故もなく(まあ、あったら困るわけだけど)、こんなことを進められる日本の土木技術の高さには、全く感心させられます。―次回(土砂処理編)に続く―]]>
小田急線の地下化工事をみてきました-その2-
http://stsk.exblog.jp/8044588/
2008-06-01T00:50:23+09:00
2009-01-06T20:44:03+09:00
2008-06-01T00:41:39+09:00
kenzo_stsk
・小田急地下化工事
新代田駅から小田急線の南側を下北沢方向に歩いていくと、すぐに小さな歩道橋があり、それを北側に渡った付近にその空間への入口はあります。線路脇につくられたその階段を下りていくと、一辺20mくらいで深さ30mくらいの四角い穴があけられています(とても大きな空間なのですが、小田急線が走っている真下であり、上からはその存在は目立ちません)。
そこは「発進立坑」と呼ばれている竪穴で、地下をモグラのように掘っていく、シールド工法と呼ばれる工事の起点となっています。今はちょうどこれから掘り始めようとしている時期で、すでに地下には直径8mくらいという巨大なモグラが発進を待ち焦がれるように待機していました。
これから今年一杯(半年をかけて)、一本目の穴を掘っていく予定。その後モグラを逆向きに直して、来年3月くらいから、もう一本の穴(モグラにとっては帰り道)を掘るとのことでした。
穴の上下移動はすべて階段による徒歩。トンネルの材料となる鉄の皮(セグメントと呼ばれています)を除けば、掘った土以外なにも運ぶ必要のない工事ですから、わざわざ人を運ぶためのエレベーターなどは不要ということなのでしょう。
穴の上を小田急線が通るたびに、大きな音が穴の中に響きます。電車に乗っている人が全く気づかない内に、このような穴を線路の下につくってしまう技術には、ほんとうに驚かされました。-その3(環七下トンネル編)につづく-]]>
小田急線の地下化工事をみてきました-その1-
http://stsk.exblog.jp/8038618/
2008-05-31T00:59:00+09:00
2009-01-06T20:42:50+09:00
2008-05-31T00:59:37+09:00
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・小田急地下化工事
“Save the 下北沢”のメンバーである悦子さんに誘われて、今日小田急線の地下化工事をみてきました(結局は、人数制限で一名のみということになってしまったので、僕だけでしたが。。「プロの目で見てきて!」って言われて、でも、土木のプロじゃないんだけどなぁと思いつつ‥)。
でもすごく面白かったので、今日から数回の特集でご紹介したいと思います。
見学会に集まったのは、ほぼ20名ほど。一日に2度のツアーが組まれていたようですから、2回目も同じくらいの規模であったのならば、40人くらいが見学に参加したことになります。
来ていた人の構成をみたら、僕の参加した第一回のツアーは、東京都や世田谷区、渋谷区などそれぞれの自治体の方が半数。近隣の住民らしき人が半数という感じでした。
自治体の方って、すごく礼儀正しいスタイルの方が多く、また小田急の説明担当者の方もそれは同じだったので、ヘルメットを被ってしまうと全く見分けがつかず、僕は何度か自治体の方に「あの、ちょっと質問してもいいですか?」「すいません、私詳しくないので‥」という感じの会話をしてしまいました。ああ、はずかしい。。
はじめに集合場所のテントでパネルを使った説明を受け、その後外にでました。すると目の前には横に小田急線が走る広大な工事現場が。。
さて、いよいよ地下ツアーの開始です。~次回に続く~]]>
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