2010年 04月 12日
旅の記録(青森編:その3) |
4月1日 木曜日 くもり
この日は早起きして青森駅前から出るバスに乗って移動、三内丸山遺跡に向った。午前9時半からの体験工房に参加してみようと考えたからであった(行ってみると時間制限があるわけではなくて、後からついたお客さんにも随時対応していたので、本当はそんなに時間を気にする必要はなかったようでしたが…)。長女の要望により、彼女は「勾玉づくり」を、僕は「琥珀のペンダントづくり」をすることにしました。
これらは四角い石を紙やすりや研磨剤などをつかって、形を整えたりすべらかに磨き上げていく単純作業。結局1時間くらいコシコシこすってやっとできあがりました。娘に「パパはハート型にして!」とリクエストされて、少し苦労しましたが…
そのあと、施設の食堂でランチを食べ、遺跡見学へ。時のトンネルをぬけると目の前に縄文の世界が拡がります。一時間に一度ボランティアガイドさんが付き添って案内してくれるサービスがあったので、説明を受けながら廻ることにしました。
遺跡群は発掘したときの地面の様子をそのまま展示している施設(銀色のドーム型がかかったもの)と地上の建物を想像して復元したものとに大きくわかれます。ガイドの方は「地下に真実があり、地上にロマンがある」と仰っていましたが、地上部分は結局想像でつくるしかないので、学者さんによって高さや屋根の形状もいろいろ主張がちがって面白いとのこと。住居郡にもいろいろな屋根のタイプを混在してつくっており、ひとつの主張だけを勝たせていないところに好感が持てました。
縄文時代には海面が今より高かったので、入り江が近くにまで迫ってきており、高く組まれた矢倉も、物見台だったとか、灯台の役割りを果たしていたとか、いろいろな学説があるようでした。縄文人というと狩猟民族で、定住せずに生活をしていたイメージがありましたが、魚をとる生活をするのであれば、良い港のそばに定住するのもうなずける話です。実際魚の骨なども多く発掘されおり、縄文人が多様な食生活をしていたことが良くわかりました。1時間の案内を終え、ガイドさんにお礼を言って別れました。
その後、隣の敷地にある「青森県立美術館」へ。歩いてアクセスすると地下の入口から入ることになり、右手に「あおもり犬はこちら→」との指示があったので、まずそっちから行くことにしました。「あおもり犬ってたくさんいるのかしら?」などと長女はつぶやきながら、細くて高い抜け道を曲がると…
「大変だ~すごい大きい犬がいる!!」と驚いて戻ってきた長女がなかなか楽しかったです。
美術館は広い上に見学ルートがかなり複雑でしたが、見逃さないように、ひとつひとつのエリアに穴あけしながら廻る(ビンゴカードのように)マップを配布していたのが印象的でした。
これで今回の旅の紹介はおしまいです。
そうそう、最後に帰りは寝台列車「あけぼの」に13時間揺られて帰ってきました。
はじめての寝台車に長女がすごく興奮し、楽しんでくれたようだったのがうれしかったです。
この日は早起きして青森駅前から出るバスに乗って移動、三内丸山遺跡に向った。午前9時半からの体験工房に参加してみようと考えたからであった(行ってみると時間制限があるわけではなくて、後からついたお客さんにも随時対応していたので、本当はそんなに時間を気にする必要はなかったようでしたが…)。長女の要望により、彼女は「勾玉づくり」を、僕は「琥珀のペンダントづくり」をすることにしました。
これらは四角い石を紙やすりや研磨剤などをつかって、形を整えたりすべらかに磨き上げていく単純作業。結局1時間くらいコシコシこすってやっとできあがりました。娘に「パパはハート型にして!」とリクエストされて、少し苦労しましたが…
そのあと、施設の食堂でランチを食べ、遺跡見学へ。時のトンネルをぬけると目の前に縄文の世界が拡がります。一時間に一度ボランティアガイドさんが付き添って案内してくれるサービスがあったので、説明を受けながら廻ることにしました。
遺跡群は発掘したときの地面の様子をそのまま展示している施設(銀色のドーム型がかかったもの)と地上の建物を想像して復元したものとに大きくわかれます。ガイドの方は「地下に真実があり、地上にロマンがある」と仰っていましたが、地上部分は結局想像でつくるしかないので、学者さんによって高さや屋根の形状もいろいろ主張がちがって面白いとのこと。住居郡にもいろいろな屋根のタイプを混在してつくっており、ひとつの主張だけを勝たせていないところに好感が持てました。
縄文時代には海面が今より高かったので、入り江が近くにまで迫ってきており、高く組まれた矢倉も、物見台だったとか、灯台の役割りを果たしていたとか、いろいろな学説があるようでした。縄文人というと狩猟民族で、定住せずに生活をしていたイメージがありましたが、魚をとる生活をするのであれば、良い港のそばに定住するのもうなずける話です。実際魚の骨なども多く発掘されおり、縄文人が多様な食生活をしていたことが良くわかりました。1時間の案内を終え、ガイドさんにお礼を言って別れました。
その後、隣の敷地にある「青森県立美術館」へ。歩いてアクセスすると地下の入口から入ることになり、右手に「あおもり犬はこちら→」との指示があったので、まずそっちから行くことにしました。「あおもり犬ってたくさんいるのかしら?」などと長女はつぶやきながら、細くて高い抜け道を曲がると…
「大変だ~すごい大きい犬がいる!!」と驚いて戻ってきた長女がなかなか楽しかったです。
美術館は広い上に見学ルートがかなり複雑でしたが、見逃さないように、ひとつひとつのエリアに穴あけしながら廻る(ビンゴカードのように)マップを配布していたのが印象的でした。
これで今回の旅の紹介はおしまいです。
そうそう、最後に帰りは寝台列車「あけぼの」に13時間揺られて帰ってきました。
はじめての寝台車に長女がすごく興奮し、楽しんでくれたようだったのがうれしかったです。
by kenzo_stsk
| 2010-04-12 13:28
| ■旅