2010年 11月 13日
ピクニックの歴史 |
昨晩、あとちの会にいった。
今回の講師は「東京ピクニッククラブ」の太田浩史さん。講義は世界中でおこなわれている「スペクタクル」の紹介にはじまり、ご自身の団体が最近手がけた「ピクノポリス」というイベントの紹介まで、多岐にわたるとても楽しいお話でした。特に、『そもそもピクニックというものは、現代の日本で捉えられているような必ず子供と一緒の、「家族の団欒」というよりは、「大人の社交」的な意味合いが強く、「合コン」のようなものだった』というピクニック発祥についての文化的な側面や、それを支えていた「車の発明」などの歴史的背景についての話はとても興味深いものでした。
またご自身のつくられた、「ピクニックの心得」(15条にわたるルール)なども解説してくださりました。今まで曖昧に捉えていた、「ピクニックとキャンプの違い」なども、キャンプには「労働を強制する力」が存在するけれど、ピクニックは積極的に働かないのが鉄則で、「自由と平等が守られていることが大切なのだ」と、今まで曖昧にしていたふたつの違いをとても明確に定義してくださり、すごくすっきりしたのでした。
今まで下北沢の都市計画については、ハードの部分で「どのようにつくるべきか」という視点で考えてきたわけでしたが、今後ソフトとして、「そこをどのように利用したら楽しいか」という提案を考えるとき、今回の講座はその基礎をなす、とても大切なレッスンだったように思ったのでした。
下北沢でもピクニックしなきゃね。
今回の講師は「東京ピクニッククラブ」の太田浩史さん。講義は世界中でおこなわれている「スペクタクル」の紹介にはじまり、ご自身の団体が最近手がけた「ピクノポリス」というイベントの紹介まで、多岐にわたるとても楽しいお話でした。特に、『そもそもピクニックというものは、現代の日本で捉えられているような必ず子供と一緒の、「家族の団欒」というよりは、「大人の社交」的な意味合いが強く、「合コン」のようなものだった』というピクニック発祥についての文化的な側面や、それを支えていた「車の発明」などの歴史的背景についての話はとても興味深いものでした。
またご自身のつくられた、「ピクニックの心得」(15条にわたるルール)なども解説してくださりました。今まで曖昧に捉えていた、「ピクニックとキャンプの違い」なども、キャンプには「労働を強制する力」が存在するけれど、ピクニックは積極的に働かないのが鉄則で、「自由と平等が守られていることが大切なのだ」と、今まで曖昧にしていたふたつの違いをとても明確に定義してくださり、すごくすっきりしたのでした。
今まで下北沢の都市計画については、ハードの部分で「どのようにつくるべきか」という視点で考えてきたわけでしたが、今後ソフトとして、「そこをどのように利用したら楽しいか」という提案を考えるとき、今回の講座はその基礎をなす、とても大切なレッスンだったように思ったのでした。
下北沢でもピクニックしなきゃね。
by kenzo_stsk
| 2010-11-13 12:30
| ■文化