2011年 01月 28日
都市計画を輸入する |
city&life(98号)の話のつづき…
ところで今回の冊子の中で、僕が一番面白かったのは、鳥海基樹さんの「パリ市第21区シモキタザワ界隈プラン」であった。これは、201X年に下北沢が日本から独立してパリ市の21区になることを発表するという架空の物語を設定し、その責任者が何に配慮して新しい下北沢の都市計画を組み立てていったかのインタビューを受ける記事となっている。
「もしも他国の都市計画で日本の町を再整備することになったら?」という発想自体の面白さもさることながら、その内容が交通計画のような大掛かりな都市計画の話にとどまらず、街並みの整備方針や看板のことなど、細部に至る話にまで及んでいることがとてもリアルで楽しかった。
思えば明治維新のころ、日本の政治家たちはヨーロッパの都市をみてまわり、日本にどんな街並みをつくろうかと真剣に取り組んだ時期があった。「都市計画を輸入する」というのも、実はありなのかもしれない。
ところで今回の冊子の中で、僕が一番面白かったのは、鳥海基樹さんの「パリ市第21区シモキタザワ界隈プラン」であった。これは、201X年に下北沢が日本から独立してパリ市の21区になることを発表するという架空の物語を設定し、その責任者が何に配慮して新しい下北沢の都市計画を組み立てていったかのインタビューを受ける記事となっている。
「もしも他国の都市計画で日本の町を再整備することになったら?」という発想自体の面白さもさることながら、その内容が交通計画のような大掛かりな都市計画の話にとどまらず、街並みの整備方針や看板のことなど、細部に至る話にまで及んでいることがとてもリアルで楽しかった。
思えば明治維新のころ、日本の政治家たちはヨーロッパの都市をみてまわり、日本にどんな街並みをつくろうかと真剣に取り組んだ時期があった。「都市計画を輸入する」というのも、実はありなのかもしれない。
by kenzo_stsk
| 2011-01-28 14:22
| ■研究

