2011年 06月 28日
夢にみたアパートメントの話(の続き) |
この前夢でみたアパートメントのスケッチを描いてみた。

別に誰から依頼があったというわけではないのだけれど、この前みた夢のスケッチを描いてみた。夢にみたのはこんな部屋。高層のアパートメントだったはずなのに、天井が斜めだったりボールトの組積造だったのがすごく印象的だった。ただ、そういった空間造形の奇抜さよりも、建築士個人にとっては、部屋の中央に窓のない寝室があり、そのまわりに部屋がドーナツ状に配置されているというプランの方が斬新だったように思う。
こういうプランはなかなか日本ではみない。というか、僕は日本のアパートメントで嫌というほどみせられる、『細長くて一番奥に窓のある居間が配置された平面形』にはもうほとほとうんざりしているのである。どんなアパートでも大体あんなプランになるのは、建て主が「長く住み続けられる良い部屋がある建物」よりも「同じ面積ならより多く家賃収入が見込める建物」を選択している証拠である。なるべく多くの人に貸すために、薄っぺらに部屋は切り刻まれているのだから。
最近建物を資産として見直し、なるべく長くもつようにつくろうという動きがでてきた。だったら、と僕は思うのだ。もっと人が長く住み続けたくなるような、魅力的な空間をもった建物を僕は提示したい。
こんな考え方で建物を建てて欲しいと望む大家さんを僕は心待ちにしている。

別に誰から依頼があったというわけではないのだけれど、この前みた夢のスケッチを描いてみた。夢にみたのはこんな部屋。高層のアパートメントだったはずなのに、天井が斜めだったりボールトの組積造だったのがすごく印象的だった。ただ、そういった空間造形の奇抜さよりも、建築士個人にとっては、部屋の中央に窓のない寝室があり、そのまわりに部屋がドーナツ状に配置されているというプランの方が斬新だったように思う。
こういうプランはなかなか日本ではみない。というか、僕は日本のアパートメントで嫌というほどみせられる、『細長くて一番奥に窓のある居間が配置された平面形』にはもうほとほとうんざりしているのである。どんなアパートでも大体あんなプランになるのは、建て主が「長く住み続けられる良い部屋がある建物」よりも「同じ面積ならより多く家賃収入が見込める建物」を選択している証拠である。なるべく多くの人に貸すために、薄っぺらに部屋は切り刻まれているのだから。
最近建物を資産として見直し、なるべく長くもつようにつくろうという動きがでてきた。だったら、と僕は思うのだ。もっと人が長く住み続けたくなるような、魅力的な空間をもった建物を僕は提示したい。
こんな考え方で建物を建てて欲しいと望む大家さんを僕は心待ちにしている。
by kenzo_stsk
| 2011-06-28 17:15
| ■建築

