2012年 11月 04日
朝練/キッズフェスタ/安全確認フィールドワーク(後編) |
朝7時。
ラジオ体操から帰ってきた家では、家族はまだみんなぐっすり寝ていて静かな日曜日の朝だ。そろそろこどもたちは起き出す時間だけど、どうせTVの前に一目散に飛んでいって目の大きな小動物だか妖精だかがでてくるどれを見ても同じようなアニメでもみるのだろう。TVなんて何をみても自由だけれど、嫌いな番組は断固として付き合わないくらいの自由は許されていいはずである。まあブログの続きでも書く事にしよう。
小学校に戻り3階のランチルームに上がっていくと、20人弱のお母さんとこどもたちが集合し、すでにミーティングは始まっていた。安全確認のためのフィールドワークということだったのでもっと多くの方がみえているのかと思っていたのだけれど、案外少なくてちょっとがっかりした。まあ、すごく大変な思いをしてわざわざ帰ってきたということもあってそんな風に思ったのだろう。ちょうど司会進行のおかあさまが「例えば、地震が今あったとしたら、自分たちはどうしたらいいのかを具体的に考えてみましょう~!」という話をしているところだった。今は学内のランチルームにいるから、そのまま学校にとどまるということになるだろうけど、もし学校に向かっている途中だったら、そのまま学校に向かいますか、それとも家に帰った方が良いのでしょうか?とつまりはそんな話だ。一時は場所をきめておいて、そこを超えていたら学校に向かうとか決めるのはどう?とかいう話もあったけれど、僕はシンプルに「学校へ集合!」というのがいいと思う。学校の建物は基本安全に補強されているわけだし、大きな余震などがある可能性を考えた場合、多分自宅より安全なはずである。もしかすると家族みんなが家にいたとしても、全員で学校に避難した方が安全かもしれないくらいだと思うわけです。
しばらくいろいろなケースについてみんなで話をしたあとで、ふたチームに分かれて実際にご近所を歩いてみることになった。まあフィールドワークっていうんだから、きっとそうだと思ったよ。会議室で終わるわけはないのである。何をみて歩けばいいのか、ちょっとイメージできなかったけど、とりあえず水が手に入らなくなったときに井戸水を提供してくれる家を確認しながら歩きましょうということになった。われらが7班の地域ではまだ井戸がみつかっていないとのこと。「え、隣のおじさんの家に井戸あるのに!」というと、井戸提供の家という看板はついていますか?と聞かれた。確かあったと思うけれど…どうやらその看板を探しながら歩いているということのようだった。そういうのって世田谷区で登録マップをくれたりしないのかしらね。おかあさんたちが探しながらクチコミで地図を作っているようだったので、少し驚いてしまったのでした。
そんなわけで、まずは僕らのお隣の家を確認しつつ、4丁目まで歩いてみましょうということになった。まあ、地震の時にどこが危険かイメージしながらのまち歩きというわけなのだが、こうやって見返してみると、背の高いブロック塀って結構多い。神戸の地震のときも、多くのブロック塀がバタバタ倒れている景色をみた記憶がある。僕ら建築士は地震というといつも建物がどう揺れるか?と、建物の安全性ばかり考えてしまうけれど、地震っていうのは言葉のとおり地面が揺れるのだから、足元がしっかりしていない塀なんてバタバタ倒れるのは当然である。コンクリートブロックってすごく重いから、実はとても危険なものなのだ。もし外を歩いている時に地震にあったら、近くの生垣にでも掴まって頭を抱えているのが実は一番安全なのです。なるべくお庭が広くて、屋根瓦とかが落ちてこないところがベストである。こう考えていくと、町の中って本当に危険だらけで、安全な場所を探す方が難しいくらいである。来年からは「安全な場所をマーキングして地図を作った方がいいんじゃないかな?」と僕は個人的に思いました。
で、おじさんの家の井戸の話。看板はちゃんとありました。ただ、外から見えやすい場所に貼ってあったとかじゃなくて、こんな感じ。

これじゃあ「震災時井戸水提供の井戸」である。まあわかり易くはあるのだけれど…ちなみに、今回のまち歩きの中で、さらにもう一箇所新たな井戸水提供の家をみつけました。昔の看板は金属で格好よかったのね。なんにせよ、成果があるというのはうれしいものであります。

そのあと、妻と娘たちは自転車を取りに学校へ戻り、歩いて学校に帰った僕は一番街の古着屋の前でみなさんと別れた。どこでも自由に解散して良いというとてもゆるいルールだったし、もう一着暖かいネルのシャツが欲しかったからである。(おしまい)
ラジオ体操から帰ってきた家では、家族はまだみんなぐっすり寝ていて静かな日曜日の朝だ。そろそろこどもたちは起き出す時間だけど、どうせTVの前に一目散に飛んでいって目の大きな小動物だか妖精だかがでてくるどれを見ても同じようなアニメでもみるのだろう。TVなんて何をみても自由だけれど、嫌いな番組は断固として付き合わないくらいの自由は許されていいはずである。まあブログの続きでも書く事にしよう。
小学校に戻り3階のランチルームに上がっていくと、20人弱のお母さんとこどもたちが集合し、すでにミーティングは始まっていた。安全確認のためのフィールドワークということだったのでもっと多くの方がみえているのかと思っていたのだけれど、案外少なくてちょっとがっかりした。まあ、すごく大変な思いをしてわざわざ帰ってきたということもあってそんな風に思ったのだろう。ちょうど司会進行のおかあさまが「例えば、地震が今あったとしたら、自分たちはどうしたらいいのかを具体的に考えてみましょう~!」という話をしているところだった。今は学内のランチルームにいるから、そのまま学校にとどまるということになるだろうけど、もし学校に向かっている途中だったら、そのまま学校に向かいますか、それとも家に帰った方が良いのでしょうか?とつまりはそんな話だ。一時は場所をきめておいて、そこを超えていたら学校に向かうとか決めるのはどう?とかいう話もあったけれど、僕はシンプルに「学校へ集合!」というのがいいと思う。学校の建物は基本安全に補強されているわけだし、大きな余震などがある可能性を考えた場合、多分自宅より安全なはずである。もしかすると家族みんなが家にいたとしても、全員で学校に避難した方が安全かもしれないくらいだと思うわけです。
しばらくいろいろなケースについてみんなで話をしたあとで、ふたチームに分かれて実際にご近所を歩いてみることになった。まあフィールドワークっていうんだから、きっとそうだと思ったよ。会議室で終わるわけはないのである。何をみて歩けばいいのか、ちょっとイメージできなかったけど、とりあえず水が手に入らなくなったときに井戸水を提供してくれる家を確認しながら歩きましょうということになった。われらが7班の地域ではまだ井戸がみつかっていないとのこと。「え、隣のおじさんの家に井戸あるのに!」というと、井戸提供の家という看板はついていますか?と聞かれた。確かあったと思うけれど…どうやらその看板を探しながら歩いているということのようだった。そういうのって世田谷区で登録マップをくれたりしないのかしらね。おかあさんたちが探しながらクチコミで地図を作っているようだったので、少し驚いてしまったのでした。
そんなわけで、まずは僕らのお隣の家を確認しつつ、4丁目まで歩いてみましょうということになった。まあ、地震の時にどこが危険かイメージしながらのまち歩きというわけなのだが、こうやって見返してみると、背の高いブロック塀って結構多い。神戸の地震のときも、多くのブロック塀がバタバタ倒れている景色をみた記憶がある。僕ら建築士は地震というといつも建物がどう揺れるか?と、建物の安全性ばかり考えてしまうけれど、地震っていうのは言葉のとおり地面が揺れるのだから、足元がしっかりしていない塀なんてバタバタ倒れるのは当然である。コンクリートブロックってすごく重いから、実はとても危険なものなのだ。もし外を歩いている時に地震にあったら、近くの生垣にでも掴まって頭を抱えているのが実は一番安全なのです。なるべくお庭が広くて、屋根瓦とかが落ちてこないところがベストである。こう考えていくと、町の中って本当に危険だらけで、安全な場所を探す方が難しいくらいである。来年からは「安全な場所をマーキングして地図を作った方がいいんじゃないかな?」と僕は個人的に思いました。
で、おじさんの家の井戸の話。看板はちゃんとありました。ただ、外から見えやすい場所に貼ってあったとかじゃなくて、こんな感じ。

これじゃあ「震災時井戸水提供の井戸」である。まあわかり易くはあるのだけれど…ちなみに、今回のまち歩きの中で、さらにもう一箇所新たな井戸水提供の家をみつけました。昔の看板は金属で格好よかったのね。なんにせよ、成果があるというのはうれしいものであります。

そのあと、妻と娘たちは自転車を取りに学校へ戻り、歩いて学校に帰った僕は一番街の古着屋の前でみなさんと別れた。どこでも自由に解散して良いというとてもゆるいルールだったし、もう一着暖かいネルのシャツが欲しかったからである。(おしまい)
by kenzo_stsk
| 2012-11-04 08:25
| ■生活

