2013年 01月 19日
設計士? |
ワタリウム美術館に行った。

昨日、Facebookである美術展を知り、午後、早速観にいった。それは「坂口恭平さん」の『新政府展』という展覧会。坂口恭平さんは1978年、熊本県生まれ。現在34歳のアーティストである。早稲田大学建築学科を卒業し、石山修武さんの研究室などでも勉強なさったようなのだが、早々に建築家の道を断念(ご本人はその件に関して「すでに建築をつくる時代は終わってしまっていた」という発言をなさっている)。”建てない建築家”として『0円ハウス』、『モバイルハウス』などのフィールドワークで話題を博し、今回のアート展へという道を歩んできたという。
昨日いろいろと作品を拝見すると、人間の脳みそから都市が流れ出してくるような絵などのアート作品も確かに興味深かったけれど、肩書きにしばられないその生き方こそがまさにアーティストであり、作品の裏に潜むその思想性の高さからは、今後『哲学者』と呼んだほうが通りが良いのではと感じた。特に今回のテーマである「新政府展」ではご自身を新政府の総理大臣と称しており、その設立までを記した著書「独立国家のつくりかた」も5万部を超える売れ行きであるという。
建築に興味のある方もそうでない方にも必見の美術展でありました。
ワタリウム美術館は建築を志す方はご存知のように、スイスの建築家「マリオ・ボッタ」の作品であるが、昨日の展覧会では、坂口さんの作品の方が美術館を凌駕していたといえましょう。お時間のある方は是非!


昨日、Facebookである美術展を知り、午後、早速観にいった。それは「坂口恭平さん」の『新政府展』という展覧会。坂口恭平さんは1978年、熊本県生まれ。現在34歳のアーティストである。早稲田大学建築学科を卒業し、石山修武さんの研究室などでも勉強なさったようなのだが、早々に建築家の道を断念(ご本人はその件に関して「すでに建築をつくる時代は終わってしまっていた」という発言をなさっている)。”建てない建築家”として『0円ハウス』、『モバイルハウス』などのフィールドワークで話題を博し、今回のアート展へという道を歩んできたという。
昨日いろいろと作品を拝見すると、人間の脳みそから都市が流れ出してくるような絵などのアート作品も確かに興味深かったけれど、肩書きにしばられないその生き方こそがまさにアーティストであり、作品の裏に潜むその思想性の高さからは、今後『哲学者』と呼んだほうが通りが良いのではと感じた。特に今回のテーマである「新政府展」ではご自身を新政府の総理大臣と称しており、その設立までを記した著書「独立国家のつくりかた」も5万部を超える売れ行きであるという。
建築に興味のある方もそうでない方にも必見の美術展でありました。
ワタリウム美術館は建築を志す方はご存知のように、スイスの建築家「マリオ・ボッタ」の作品であるが、昨日の展覧会では、坂口さんの作品の方が美術館を凌駕していたといえましょう。お時間のある方は是非!

by kenzo_stsk
| 2013-01-19 14:03
| ■建築

