2013年 05月 30日
統廃合の時期 |
今日は予告のとおり「統廃合の時期」について検証してみよう。
『統廃合の時期』と書くと、昨日検討した『統廃合のスケジュール』とどう意味が違うの?と思われる方も多いと思うので最初に断わっておきますが、僕が今日検証してみようと思っているのは、合併をやるタイミング(平成28年度~29年度の工事)は本当に今がベストなのか?という問題についてです。

上の写真(資料2)は前回の会議で区から配布された「今後20年間の児童数・学級数推計」である。これを見ると5年後の平成30年をピーク(すでに人口自体は過去にさかのぼってみれば一番のピークをもっていたはずで、ここで使っているピークの意味は今後に限定して考えたときという条件つきである)としてどこの学校も生徒数は減少し、その割合はその後15年間で65%。ほぼ2/3まで減るという予測になっている。
つまりそういう中で、今回の計画する時期は「ピークの時期に差し掛かる直前のタイミングに一番規模の大きな建物を建てて乗り切ろうとしているわけ」で、最も経済効率が悪い話だ。つまり一番デブになる時期にあわせてオートクチュールの服をつくろうとしている人に等しい。あなたはこれから特別なダイエットをしなくてもやせるってわかっていたらそんなことしますか?学校だから「大きいのつくっときゃ間に合うでしょ」的な発想が許されるかもとか思っているのかもしれないけど、こんな投資、民間企業だったら許されないことである。
世田谷区はその辺りのことについて、当然気がついているはずで、第1回の議事録ではこんな風に説明している。「同時に、校舎の老朽化対策について、東大原小の校舎が区内でも最も老朽化している部類に入っていて、その対策も喫緊の課題となっており、…」つまり、ちょうど東大原小は建替えの時期だからということである。しかしどうだろう。もしそれが現実ならば、建て替えが必要である東大原小の工事のために、児童を一時他の学校に預かって欲しいとお願いする話であって、それと学校同士の合併を絡めることが必要かどうかはもう一度襟を正して考え直してみる必要があるのかもしれない。そのあたりは東大原小の老朽化がどの程度深刻な状況にあるのかという説明をもう少し丁寧に聞く必要がありそうだ。
また、区が今回の建て替え計画を全区的なスケジュールの中でどう位置づけているのか?というのも気になるところだ。それは「今後老朽化を理由に建替える必要のある建物をどのくらいのスケジュールでこなしていくのか?」という予算配分の全体計画の中で考える必要があるだろう。教育の話とお金の話は本来は切り離して考えるべき論旨ではあるけれども、区も税金を投入して進める事業であり、自治体を破綻させるわけにはいかないし、まったく無視していいというわけではないことは大人ならばきちんと話していただけば理解できることだと思うのだ。
どちらにしてもこの辺りに関しては、もう少し広い視点と緻密な検証が必要になりそうである。
『統廃合の時期』と書くと、昨日検討した『統廃合のスケジュール』とどう意味が違うの?と思われる方も多いと思うので最初に断わっておきますが、僕が今日検証してみようと思っているのは、合併をやるタイミング(平成28年度~29年度の工事)は本当に今がベストなのか?という問題についてです。

上の写真(資料2)は前回の会議で区から配布された「今後20年間の児童数・学級数推計」である。これを見ると5年後の平成30年をピーク(すでに人口自体は過去にさかのぼってみれば一番のピークをもっていたはずで、ここで使っているピークの意味は今後に限定して考えたときという条件つきである)としてどこの学校も生徒数は減少し、その割合はその後15年間で65%。ほぼ2/3まで減るという予測になっている。
つまりそういう中で、今回の計画する時期は「ピークの時期に差し掛かる直前のタイミングに一番規模の大きな建物を建てて乗り切ろうとしているわけ」で、最も経済効率が悪い話だ。つまり一番デブになる時期にあわせてオートクチュールの服をつくろうとしている人に等しい。あなたはこれから特別なダイエットをしなくてもやせるってわかっていたらそんなことしますか?学校だから「大きいのつくっときゃ間に合うでしょ」的な発想が許されるかもとか思っているのかもしれないけど、こんな投資、民間企業だったら許されないことである。
世田谷区はその辺りのことについて、当然気がついているはずで、第1回の議事録ではこんな風に説明している。「同時に、校舎の老朽化対策について、東大原小の校舎が区内でも最も老朽化している部類に入っていて、その対策も喫緊の課題となっており、…」つまり、ちょうど東大原小は建替えの時期だからということである。しかしどうだろう。もしそれが現実ならば、建て替えが必要である東大原小の工事のために、児童を一時他の学校に預かって欲しいとお願いする話であって、それと学校同士の合併を絡めることが必要かどうかはもう一度襟を正して考え直してみる必要があるのかもしれない。そのあたりは東大原小の老朽化がどの程度深刻な状況にあるのかという説明をもう少し丁寧に聞く必要がありそうだ。
また、区が今回の建て替え計画を全区的なスケジュールの中でどう位置づけているのか?というのも気になるところだ。それは「今後老朽化を理由に建替える必要のある建物をどのくらいのスケジュールでこなしていくのか?」という予算配分の全体計画の中で考える必要があるだろう。教育の話とお金の話は本来は切り離して考えるべき論旨ではあるけれども、区も税金を投入して進める事業であり、自治体を破綻させるわけにはいかないし、まったく無視していいというわけではないことは大人ならばきちんと話していただけば理解できることだと思うのだ。
どちらにしてもこの辺りに関しては、もう少し広い視点と緻密な検証が必要になりそうである。
by kenzo_stsk
| 2013-05-30 00:20
| ・小学校統廃合

