2015年 01月 27日
うんこに咲く花 |
先週、はじめてのバーに行った。

バーの名前は月灯(げっとう)という。場所はスズナリ横町の脇。先月クリスマスの時、「小径のノエル」というキャンドルイベントに参加していた店のひとつだ。ちょうど見に行ったときキャンドルの点灯式をやっていて、(店を回ったのは7時過ぎだったのだが、どうやらキャンドルの到着が遅れたらしい)店の人たちのフレンドリーな感じがすごく気になっていたのだ。先週久しぶりに不眠症がやってきたので、朝方の4時くらいに開いているかどうか確かめに行ったというわけである。
店に入ると、細長いカウンターと奥に小さなソファ席があって、いつでも弾けるように壁には2本のギターがぶらさげてあった。ちょうどひとりの女性が「息子のはいったギター教室が期待外れで半年過ぎても一曲も曲がはじまらない」という苦情をぶちあげていた。ギターなんてひとりで練習をしてても、半年もたてば数曲はひけるようになっているのがふつうだろうという気がする。インターネットで簡単なギターレッスンをしている人だってたくさんいるよね。
ちょうど深夜の2時過ぎからラジオ体操の時間までの間に逃げ込める暖かい場所を探していたところだったし、アルコールを飲まなくてもお茶やコーヒーの注文も可能というのも魅力的。おまけにいつでも弾けるギターとカウンターの中にはプロのギタリストまでついていた。これは素早くなじみにならねばと、二日続きで店に足を運んだら、その日は店の様子がちょっと可笑しく、ジブリの映画音楽が大音量でかかっていて、ドアを開くと店は満杯だった。実は店のオーナーが近々一年間の海外周遊にでかけるので、そのお別れパーティをしているところだったのである。
彼の名前は「尾崎寛典(通称おっくん)」、元保育士だという。以前やっていた保育士という仕事は、保育士同士のぴりぴりとした人間関係に疲れて2年でやめ、その後道にすわって似顔絵を描きながら世界一周をすることを目標に旅を続ける人生なのだという。似顔絵の値段は特につけず、「お気持ちで!」というシステムらしい。写真は彼が書き下ろした自叙伝「うんこに咲く花」。町に座っていても誰も相手にしてくれなかったとき、やぶれかぶれで『うんこ』とかいたボードを掲げると、信じられないことに30分で5000円分のお客さんがつぎつぎとやってきたという夢のような話がその由来だ。本の中には彼の人生についてや、旅の記録。そしてあまり似ていない似顔絵と並んでにっこりと笑う男女の写真がたくさん載っていた。現在3巻まで刊行、第4巻のためにこれからオーストラリアとカナダを回ってくる予定らしい。あまり気になる本なので、第一巻を買ったら、では似顔絵を描かせてください!と本の扉に東京最後の似顔絵を描いてくれたわけである。本の売り上げは次の旅のための大切な資金となるそうなので、町で見かけたら是非買ってやってください!



バーの名前は月灯(げっとう)という。場所はスズナリ横町の脇。先月クリスマスの時、「小径のノエル」というキャンドルイベントに参加していた店のひとつだ。ちょうど見に行ったときキャンドルの点灯式をやっていて、(店を回ったのは7時過ぎだったのだが、どうやらキャンドルの到着が遅れたらしい)店の人たちのフレンドリーな感じがすごく気になっていたのだ。先週久しぶりに不眠症がやってきたので、朝方の4時くらいに開いているかどうか確かめに行ったというわけである。
店に入ると、細長いカウンターと奥に小さなソファ席があって、いつでも弾けるように壁には2本のギターがぶらさげてあった。ちょうどひとりの女性が「息子のはいったギター教室が期待外れで半年過ぎても一曲も曲がはじまらない」という苦情をぶちあげていた。ギターなんてひとりで練習をしてても、半年もたてば数曲はひけるようになっているのがふつうだろうという気がする。インターネットで簡単なギターレッスンをしている人だってたくさんいるよね。
ちょうど深夜の2時過ぎからラジオ体操の時間までの間に逃げ込める暖かい場所を探していたところだったし、アルコールを飲まなくてもお茶やコーヒーの注文も可能というのも魅力的。おまけにいつでも弾けるギターとカウンターの中にはプロのギタリストまでついていた。これは素早くなじみにならねばと、二日続きで店に足を運んだら、その日は店の様子がちょっと可笑しく、ジブリの映画音楽が大音量でかかっていて、ドアを開くと店は満杯だった。実は店のオーナーが近々一年間の海外周遊にでかけるので、そのお別れパーティをしているところだったのである。
彼の名前は「尾崎寛典(通称おっくん)」、元保育士だという。以前やっていた保育士という仕事は、保育士同士のぴりぴりとした人間関係に疲れて2年でやめ、その後道にすわって似顔絵を描きながら世界一周をすることを目標に旅を続ける人生なのだという。似顔絵の値段は特につけず、「お気持ちで!」というシステムらしい。写真は彼が書き下ろした自叙伝「うんこに咲く花」。町に座っていても誰も相手にしてくれなかったとき、やぶれかぶれで『うんこ』とかいたボードを掲げると、信じられないことに30分で5000円分のお客さんがつぎつぎとやってきたという夢のような話がその由来だ。本の中には彼の人生についてや、旅の記録。そしてあまり似ていない似顔絵と並んでにっこりと笑う男女の写真がたくさん載っていた。現在3巻まで刊行、第4巻のためにこれからオーストラリアとカナダを回ってくる予定らしい。あまり気になる本なので、第一巻を買ったら、では似顔絵を描かせてください!と本の扉に東京最後の似顔絵を描いてくれたわけである。本の売り上げは次の旅のための大切な資金となるそうなので、町で見かけたら是非買ってやってください!


by kenzo_stsk
| 2015-01-27 13:10
| ■生活

