2006年 03月 09日
南と北の対立 |
今朝、テレビ朝日のスーパーモーニングをみた。
前にも書いたことだが、マスコミにはなんども若者VS地元、文化VS防災という書き方をされるので、かなり嫌気がさしていた。今回は安易にそちらに逃げないで欲しいと、少し挑戦的にインタビューを受けた(わかりにくいことをわかりやすく説明するのがマスコミの仕事であり、わかりやすい筋書きで書くのは作家の仕事であろうと今回ははっきりといいました)のが良かったのかもしれない。
54号線=高層再開発であり、54号線=防災で捉えることは正確ではないという描き方はとても説得力のある説明だったし、道路の機能を有効に発揮させるためには、行き止まり道路である1期工期だけの範囲について工事を進めることには意味が無く、むしろ井の頭通りへのバイパス機能を満たすために、2期工期の範囲を先行させるべきであるという考え方も理にかなっているように思えた。(バイパス経路としての機能という意味ならば、小田急線跡地の下北沢→東北沢間を車道として機能させようというのが、“Save the 下北沢”の考え方でもある)
さて、変わって登場した今回の新たな2項対立は(なんでも2項対立にすれば良いってもんでもないと思うのだが、それってわかりやすいからね)南と北の対立という構図であった。短い時間の取材で、マスコミの方々がこのように感じたということに、僕は少々驚いた。確かに、そういう印象はかわらばんを配布する身には、実感としてある。北側では、配布に対しての攻撃的な嫌悪感をむけられたことはほとんどないのに対して、南側ではそういうことが多々あったからだ。しかし、今まで商店主たちは取材するマスコミに対しては、そのようなエゴまるだしの発言をすることなどなかったのだ。反対勢力の声が段々と大きく、力強くなってきたことに敏感に反応しているということなのだろうか。
しかし、、と思う。この2項対立は確かにわかりやすいのだが、歓迎できる状態ではない。以前北口の商店主から「昔、小田急が高架か地下かでもめたとき、まちはふたつにわれたんです。わたしはあのような状態が再びおきることを望んではいない」といわれたことがある。僕の気持ちも同じである。“Save the 下北沢”は下北沢の明るい未来を描くために存在する。すべての人にとって幸福な解答があるのだという信念が私にはある。だから、ここは議論がヒートアップすることを覚悟した上で、早急に話し合いの場所を設けるべきだと思う。状況がこうなった以上、徹底的な議論を通過せずに、多くが納得する結末なんてありえないと考えている。
前にも書いたことだが、マスコミにはなんども若者VS地元、文化VS防災という書き方をされるので、かなり嫌気がさしていた。今回は安易にそちらに逃げないで欲しいと、少し挑戦的にインタビューを受けた(わかりにくいことをわかりやすく説明するのがマスコミの仕事であり、わかりやすい筋書きで書くのは作家の仕事であろうと今回ははっきりといいました)のが良かったのかもしれない。
54号線=高層再開発であり、54号線=防災で捉えることは正確ではないという描き方はとても説得力のある説明だったし、道路の機能を有効に発揮させるためには、行き止まり道路である1期工期だけの範囲について工事を進めることには意味が無く、むしろ井の頭通りへのバイパス機能を満たすために、2期工期の範囲を先行させるべきであるという考え方も理にかなっているように思えた。(バイパス経路としての機能という意味ならば、小田急線跡地の下北沢→東北沢間を車道として機能させようというのが、“Save the 下北沢”の考え方でもある)
さて、変わって登場した今回の新たな2項対立は(なんでも2項対立にすれば良いってもんでもないと思うのだが、それってわかりやすいからね)南と北の対立という構図であった。短い時間の取材で、マスコミの方々がこのように感じたということに、僕は少々驚いた。確かに、そういう印象はかわらばんを配布する身には、実感としてある。北側では、配布に対しての攻撃的な嫌悪感をむけられたことはほとんどないのに対して、南側ではそういうことが多々あったからだ。しかし、今まで商店主たちは取材するマスコミに対しては、そのようなエゴまるだしの発言をすることなどなかったのだ。反対勢力の声が段々と大きく、力強くなってきたことに敏感に反応しているということなのだろうか。
しかし、、と思う。この2項対立は確かにわかりやすいのだが、歓迎できる状態ではない。以前北口の商店主から「昔、小田急が高架か地下かでもめたとき、まちはふたつにわれたんです。わたしはあのような状態が再びおきることを望んではいない」といわれたことがある。僕の気持ちも同じである。“Save the 下北沢”は下北沢の明るい未来を描くために存在する。すべての人にとって幸福な解答があるのだという信念が私にはある。だから、ここは議論がヒートアップすることを覚悟した上で、早急に話し合いの場所を設けるべきだと思う。状況がこうなった以上、徹底的な議論を通過せずに、多くが納得する結末なんてありえないと考えている。
by kenzo_stsk
| 2006-03-09 23:35
| ■報道

