2021年 11月 22日
グリーンインフラ学校ー2日目ー |
11月15日(月曜日)グリーンインフラ学校二日目の授業があった。
二日目の時間割は↑こんな感じでした。今回は会場が次大夫堀公園の隅にある喜多見まちづくりセンターで、雨庭の実物見学もあるとのことだったので、ちょっとワクワクです。
授業は1時間目が神谷博さん(NPO法人雨水まちづくりサポートの理事長)で、彼は公園内の雨庭の実践にも深く関わっておられます。2時間目がガーデンデザイナーの平工詠子(ひらくえいこ)さん(東京農業大学グリーンアカデミー講師)による庭づくりのコツについての講義でした。
神谷さんの講義は雨庭の世界的な実例紹介から始まり、日本における法制度との関係性、家→庭→まち→流域とその雨水の範囲を拡げて考えることの意味や意義についてを数値的な裏付けも含めて解説したとても実践的な授業でした。特にGIの考え方はまだ発展途上にあり実例も少ないため、彼は自身の家などを実験室としてその効用などを身をもって体験なさっているので、お話に重みが感じられました。
対して、平工さんの授業は実際に関わった庭や訪れて感動した庭造りについて、参考写真を多用しながらエモーショナルに解説した講義で、彼女の植物に対する愛と庭づくりに向き合うひたむきさが溢れた授業でした。庭のデザインを勉強していく体験の中で、感動した庭に(そこが外国であっても)何度も足を運んでいる熱意は大変なもので、もちろん自分の庭づくりに関しても、春夏秋冬を通してどう変化していくのか、植物はどう種を飛ばし、どう変化していくのかを地道に観察し続ける姿は実に感動的でありました。
お昼休みを挟んで、午後は次大夫公園内の雨庭の実物を見学。そのあと、今日の学びについてグループワークで言い合いながら、成果を定着させるという作業をしました。
次回は11月22日の午後、平工さんの実際に関わったシンボルプロムナード公園・花の広場の見学会です。こちらもデザイナーの平工さん立ち合いの下でということなので、とても楽しみです。
by kenzo_stsk
| 2021-11-22 06:02
| ■都市計画





