2021年 11月 30日
グリーンインフラ学校―3日目― |
日曜日、グリーンインフラ学校3日目の授業があった。

今回の授業のテーマは「水庭のデザインの仕方を学ぶ」。みごろ広場で今後つくられようとしている水庭設計の実例から実践的なデザインの考え方を学びました。最初に第2回にも講演された神谷さんより、前回見学に行った次大夫公園での設計や今回のみごろ広場の設計をどのように進めていったかの説明があり、実際に大雨が降った時、雨がどのように流れ、どこに水が溜まるのかをよく見ることの重要性が 示されました。

その後、第4回で実際に水庭をつくる題材となっているみごろ広場に行き、金串などを地面に刺したり、土をペットボトルにとって水と攪拌させたりして、土の状態を確認しました。みごろ広場は小田急線が梅が丘駅の直前で顔を出す直前のいわば蓋の上につくられた公園であり、植物を育てるという意味においてはあまり良い土が使われていない場所であることがよくわかりました。とても残念なことですが、このような公園のつくられ方というものが、現在の日本における標準的なことであるというのはとても悲しいことです。市民が手を加えることで、このような土地をどのように改善していけるのかが、今問われている気がします。
公園のリサーチをした後、4つのグループそれぞれで、何を大切にして水庭をつくりたいかというエスキースと発表をしました。グリーンインフラの考え方は参加者の身体の中にしっかりとした実となりつつあることを強く感じた午後でした。
次回は実際に水庭をつくってみる実践授業です。
by kenzo_stsk
| 2021-11-30 15:13
| ■都市計画


