建築士-金子賢三が下北沢で考える日々の徒然
by kenzo_stsk
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2022年 01月 18日
空き地にできたサウナに行った。
1月半ば、空き地に期間限定のサウナがやってきたので、早速行ってみた。今朝は朝からとても寒かったので、サウナの本場フィンランドに近い環境下でのサウナ体験ができるかもと思ったからである。 空き地の中をフェンスで区切った中にはたくさんのサウナ用テントが並び、薪ストーブで温められたテントの中には木製のスノコヤ椅子で4人程度がサウナ体験をできるようになっている。 入館者は銭湯のように入口で男女に分かれ、ロッカーで水着に着替えたら、シャワーで体を洗ってから野外のサウナ施設へはいる。水着を着ているからといって公共プールのように男女混浴というわけではない。男性用の場所には5~6張、女性用の場所には3~4張のサウナテントがある。写真のようにそれぞれの施設にはサウナには欠かせない水風呂とリラクゼーションコーナーが設けられているというわけだ。一番奥には5人までで楽しめるグループ用のサウナテントも一張りある。 サウナを利用するのが初めてというわけではなかった。スポーツジムのお風呂や、スーパー銭湯などでサウナ施設が併設されているものを利用したことがあったからである。ただ、今日のサウナは今までのものとはちょっと違っていた。中の温度が圧倒的に高かったからだ。室内に吊り下げられていた温度計の針は、最高温度を示す120度をぴたりと指して振り切れるように止まっていた。130度くらいになっているとのことだ。温度がここまで高い部屋に入ると、胸から上の皮膚はじりじりと焼けるように熱い。腕に巻いたロッカー用のビニールバンドさえ、ちりちりと熱かったし、髪の毛も暑くなりすぎてしまうので、もちこんだ水を含んだ浴用タオルで頭を覆った。サウナの中にはストーブに日本茶やハーブ湯をかけれられるような種類のものもあったのだけれど、2度目、3度目と慣れるまではストーブの上にお湯をかけるように用意されている石にそれをかけることはできなかった。蒸気が吹き上がると更に室内の温度があがり、取り返しのつかないことになってしまいそうだったからだ。3分から5分程度の時間が経つとだんだんと温度になれてきて、体全体も一面に汗で覆われるような感じになる。10分程度で再び暑さに耐えられないような気分になったところでテントをでると、シャワーで軽く汗を流してからキンキンに冷えた水風呂に肩までつかる。大体1分くらいはいっていると水が冷たいと感じなくなるのと同時に、手や足先がじわじわと冷え切ってくる。そんな風に感じたら、水風呂を出て、タオルで全身を拭くと、もう外でも冬の寒さを寒いとは感じない身体になっている。寝椅子に横たわって10分程度何も考えることもできずにぼんやりと身体を休めるということになる。そんなことを3回繰り返して、既定90分間はあっという間に過ぎた。どうやら「整う」ということはこの何も考えられずに脱力する状態を言うのだろうと悟った。 サウナ施設の常設は3月半ばまで。今までサウナと真剣に向き合うことのなかったことを申し訳ないと感じる体験でした。お時間のある方は是非!

by kenzo_stsk
| 2022-01-18 15:09
| ■生活
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