2022年 11月 20日
演劇ライブ |
小学校の演劇ライブ配信のサポート活動をした。


コロナ禍において集まることがむずかしくなったので、母校のおやじの会では映像配信設備にお金をかけて運動会などのライブ配信をしている。基本、家庭から何人まで参加できるかを制限する必要がでてきてしまうので、孫の晴れの姿を楽しみにしているおじいちゃんおばあちゃんたちに券がまわることはほぼなくなってしまい、動画配信サービスのニーズは高まるばかりである。今回は2度の運動会配信の経験をふまえて、はじめての演劇ライブ配信に挑戦した。
運動会のときも3台のカメラをスイッチャーで切り替えながらの配信はしていたのだけれど、演劇は運動会にくらべて、動きが多彩であり、やってみないとわからない部分が多かった。今回はモニターもふやして3台の映像をにらみながら切り替えをする作戦である。「2カメ揺れているよ、もう少し丁寧に動かして!」とか「3カメ役者に寄りすぎ、もう少し引いて!」みたいな指示をトランシーバーでだしながら、本部では3台からよりよい映像をきりとっていく。まさにTVもこんな風に番組をつくっているのだろうなぁという感じがする経験であった。
本部はちょうど体育館の2階バルコニー奥、ステージを正面から見下ろせる扉のうしろに陣取った。こんな素晴らしい場所に本部をおける廊下があるということ自体が素晴らしい。なにかアクシデントがあったときに、撮影場所に最短距離で直接行くこともできるからだ。しかも、廊下は体育館への行きかえりに演者であるこどもたちもとおるので、緊張した顔でステージにむかう姿や、演技を終えてやりとげた感も満載にニコニコと教室にかえるところをみることもできた。普段の小学生といえばほとんどが雄たけびを上げながら走っているようなイメージしかなかったが、今回は全員でひとつの作品をつくりあげる演劇という一発勝負に誰もが緊張していて、しずかに廊下をとおりながら、「よろしくお願いします!」なんて挨拶をしていく子もいる。経験はひとを育てるって本当だよなぁと思った。
キラキラとしたこどもたちの表情がみれてとても楽しい一日でした。
by kenzo_stsk
| 2022-11-20 21:38
| ・教育


