2022年 12月 22日
旅の手帳(その3) |
電車事故の遅延に巻き込まれながらも、なんとか1時間遅れで約束の駅にたどり着いた。
今回宿泊した宿は「諏訪湖ユーペンハウスホステル」。日本ユースホステル協会加盟の宿である。ユースは学生時代に良く泊まったスタイルの宿泊施設だ。それは簡易な宿泊施設の装備+充実した共有スーペースでコミュニケーションを誘発する建物のつくりとなっているものが多い。今回の宿もきもちよい温泉風呂と宿泊客に迷惑をかけずに音楽演奏を楽しめるロッジを庭にもち、この宿をメインの基地として確保した主催者の気持ちがよくわかった。夜は参加者10名超でこのロッジに集まり、音楽の演奏を楽しんだ。カラオケを大人数でやったことはあったけれど、みんなで楽器を持ち寄って大生オケ大会をやったのは初めてのことである。ちょっと羽目を外して歌い過ぎてしまったかもしれない。
翌朝、宿泊所のホールから気持ちの良いギターの音色が聞こえてきたので、ホールでCDがかかっているのかな?と降りていくと、参加者の一人がクラシックギターの練習をしているところだった。長野の乾燥した朝の空気に張り詰めたギターの音がとても心地良い。音楽を楽しみながらホールに置いてある自由に読んでいい本棚の本を何気なく眺めていたら、それは「万治の石仏」の写真集だった。それは諏訪にある素朴な石仏が岡本太郎さんによって新聞のコラムに紹介されることをきっかけにとても有名になったという話。大きな石の上に仏の頭だけが乗ったようなその風貌はとても魅力的であり、せっかく近くにやってきたのだから、是非尋ねてみなければと思った。宿をチェックアウトした後、歩いて石仏の場所にむかった。宿からその場所までは3キロ近くあったので、ギターのハードケースを片手に歩くのはなかなか難儀だったけれど、ちょっと頑張ってみた。仏様と会いにいくのに、タクシーを拾ってさっと行くというのはちょっと違う気がしたのだ。一時間ほどかけて田舎道を歩いてやっとついたそこには、なんとも魅力的な石仏が鎮座しておられた。願いを念じながら周りを三周廻ってお参りするとご利益があるとの立札があったので、その通りにしてみた。
何をお願いしたのかは内緒である。
by kenzo_stsk
| 2022-12-22 13:17
| ■旅




