2024年 02月 16日
世区街10号線 |
昨晩、世田谷区拠点整備担当課主催の下北沢駅前広場の意見交換会に参加してきた。
現在工事中の駅前広場に関しては、バスやタクシーのロータリー部分から、まだつくりはじめていない補助54号線への接続部分までを(オオゼキ横のあたりの一部工事が始まっている部分も含めて)世区街10号線と呼ぶ区道として整備しており、2026年3月の完成を目指している。(遅れたときの言い訳として「以降」という文字が補足されているので、どこまで守るつもりがあるスケジュールなのかはわからないけれども…)
今回そんな駅広部分に区からのあたらしい提案が出てきたので紹介しよう。下の写真がその全貌である。ただでさえ「目障りだけれど、鉄道施設として必要なのならば仕方ないよね」とその存在を我慢してきた給気塔の周りにぐるりと意匠パネルを施し、さらに大きく囲った上で、イベントなどの時の必要なものを収納する倉庫としたいという案となっている。
まったくこちらからのできるだけロータリーの部分は小さくして、待ち合わせの来街者などが集まれるスペースを広く取りたいという提案にはひとつも応えないくせに、自分たちの提案に関しては何の相談もなく、いきなり別案をだしてくる無神経さも腹立たしが、大切な区民の広場の中央にドーンと倉庫をおきましょうという提案をしてくるセンスのなさもなさけない。僕が区長だったら、すぐに配置変えを指示する案件である。
あと、今回の会議をとおして、いつ完成するかわからない駅前の交通広場自体が、現在商業者の物流をになっている一般道路の大きな障害物となって南北の行き来を阻害してしまいそうだということが明確になってきた。いまさら計画をやめろとはいわないが、(まあ20年前からやめた方がいいよということは運動を通して耳が痛くなるくらい言い続けてきたわけだけれど、何も変えなかったわけなので)せめて完成にいたるまでの不便さは感じずになるべくスムーズな移行がきるような配慮をお願いしたい。使えないロータリー部分に芝生をひいて、しばらく広場として使ったら良いのではとか、対案はすでに出していますよね。
まずは分断ではなく接続を、閉鎖ではなく利用を考えることが大切である。
by kenzo_stsk
| 2024-02-16 11:05
| ・下北沢問題



