2024年 03月 03日
雑多なまち |
昨日、第10回北沢デザイン会議があった。
下北沢駅を中心とした半径1キロ内外の、都市計画やまちづくりの進捗について報告する会である「北沢デザイン会議」も10年の区切りを迎えたことになる。一昔の出来事を振り返りながら、一番のトピックは南西口から世田谷代田近くまでつくる予定だった立体緑道を中断し、シモキタ雨庭広場や北沢のはら広場などのみどりを増やす方向に舵を切った英断だったよなぁとしみじみ思った。区道と小田急電鉄のみどりの境目を目立たせず、シームレスに連続してみえるように心掛けたという保坂区長からの発表にも見て取れるように、そこには自治体と企業が地域住民と協働しながら環境を作っていった苦労の歴史があるのだ。あと2年くらいで工事が終わる予定の駅前広場ができると、この小田急線の地下化に伴う上部利用工事も一通りの完成をみることとなる。
そんな流れの中、まちづくりの重要テーマも、具体的にどういう施設をつくっていくかというハードの問題から、どのようにまちを使っていくかというソフトの問題に移行しつつある。今回のデザイン会議でも発表のあった「エリアマネジメント」がその最重要事項となっていきそうだ。
今回、現在のエリアマネジメントの枠組みと課題についての発表をきいて心配になったのは、現状の参加メンバーが北沢2丁目の商業者や住民に限定され、外部に対して開いた構成になっていないことだ。もちろんスタートの段階なので、まずは身内を固めなければという気持ちはわかるのだけれど、大切なスタートだからこそ、外部からの声を聞き、バランスのとれたメンバー構成で柔らかく考えることってとても重要だと思う。当事者だけでは、どうしても議論が煮詰まってしまい、新しいアイデアが出てこないことってよくあることだからだ。
思えば、セイブ・ザ・下北沢や、小学校のおやじの会、そしてシモキタ園藝部など、今まで関わった中で成功したなと思える活動はみな雑多な職種と幅広い年齢層で構成された活動体であった。
シモキタを読み解くキーワードは?という質問の中で、「雑多な」という言葉が出てきたことでもわかるように下北沢は雑多なまちである。雑多なまちは雑多なメンバーで作っていかなければ、楽しくなってこないと思う。
by kenzo_stsk
| 2024-03-03 17:21
| ・下北沢問題


