2024年 03月 22日
剪定 |
以前は公園の緑が増えることは単純に良いことと思っていた。
しかし園藝部に入って植物のお世話をするようになって少し気持ちに変化が生じてきた。公園のように自治体が管理する緑は、予算などの都合から半年に一度のメンテナンスで済むようなお手入れしかできないため、単純に木の大きさを規定のサイズに抑えることが目的の剪定となってしまう。そのため、木の切り口近くが瘤になってしまい、樹形がとても不恰好になってしまうのである。これは樹木にとっても全く喜ばしいことではない。月に何度か爪切りをするのではなくて、半年に一度手首から切断されてしまっているような話なわけだからね。
園藝部のように、日々地道にお世話できる緑が日本中に拡がっていくといいなと思う。
by kenzo_stsk
| 2024-03-22 09:09
| ■社会


