2024年 03月 25日
世田谷のまちと暮らしのチカラ(その3) |
土曜日、「ボードゲームとまちづくりの関係」というイベントに行った。
三軒茶屋で行われている「世田谷のまちと暮らしのチカラ」という展覧会の一環でおこなわれたイベントに参加した。単純に僕は今までリアルな現場としてのまちづくりにしか参加してこなかったので、すこしリアルな部分からは距離をおいた活動としてのまちづくりを覗いてみたいと思ったからである。ワークショップには30人くらいの方々が参加しており、まちづくりに関するボードゲーム5種類程度を選択式で体験したあとで、そのゲームたちの開発に関わった方々に要点や苦労話を聞くようなメニューとなっていた。
ゲームには、理想のまちをつくるための手法について考えさせるようなものや、ひとつの団地に住む住民たちの困りごとを予測しながら、それに対してどんな手を差し伸べることができるか考えるゲーム、また大災害が起きたときにみんなで協力しながら7日間を生き残ることを目指すゲームなど多種多様であった。開発した学生さんたちとも直に触れ合うことができてとても楽しいイベントでした。そもそもとてもマイナーな活動であるだろう「まちづくり」という行動に対して、ボードゲームを作ることで身近に感じさせることができないかという試み自体とても面白い視点であると思ったし、それに対して思っていたよりもたくさんの若者が楽しみながら関わっているということにとても驚いた。
ただ、ひとつ思ったことは、マイナーな活動である「まちづくり」を真剣に広めたいのであれば、アナログなボードゲームという手法にとどまるのではなくて、スマホでできるようなゲームにするようなメジャー路線のゲーム開発を目指すことはできないものか、チャレンジしてもらいたいということであった。若者たちには是非挑戦してもらいたいものである。
by kenzo_stsk
| 2024-03-25 17:56
| ■社会


