2024年 04月 18日
動画による街紹介について |
三浦ゼミの学生研究、第2回は栃木さん、村山さん(女性二人)のYouTubeによる下北沢のイメージ分析についてです。
これは、下北沢の動画紹介がどのような傾向にあるかに注目し、他の街(高円寺、中目黒)と比較することで傾向を分析してみようという試み。最近気軽になってきた動画投稿サイトで街のイメージを分析してみようという発想がとても若者らしいなという印象とともに、比較分析した街が似て非なる街としてなかなか興味深いラインナップになっているなと思いました。ただ一つ残念だったのは、たぶん日本語表記での検索しかしていないようなので、外来者の視点との比較もみてみたかったなという気がしました。今度個人的にやってみたいと思います。
以下に研究発表を添付します。
YouTubeにおける下北沢のイメージ
横浜国立大学 都市科学部都市社会共生学科
栃木美心・村山優々
従来、街の情報は雑誌や情報サイトで得られてきたが、現在は、特に若者の間でその役割がSNSに移行し、vlogという動画形態も出現している。
私たちはSNSのうち、YouTubeで下北沢がどのように扱われているのか疑問に思い、高円寺と中目黒と比較するとともに調査した。「〇〇(地名)」または「〇〇(地名) vlog」と検索してヒットした動画を視聴したところ、まず下北沢に関する動画のヒット件数が多かったこと、再生回数が多い動画が他の2つの街よりも多く、最多は412万回であったことが挙げられる。そして動画内の撮影場所については、下北沢に関する86動画に対して、古着屋が211、次いでカフェが57、カレーが24紹介されていた。古着屋・カフェに関しては高円寺でも同じような傾向が見られたが、中目黒では異なった。
次に、同一投稿者(「Julia in Style」)によって、下北沢と中目黒ではどう描写に違いがあるか比較すると、中目黒ではカフェと服屋のみを巡っているのに対し、下北沢ではカレー店・古着屋・カフェ・Reloadなど多様な巡り方をしていること、コメント欄からは、中目黒にはお洒落さを求めていること、下北沢の新しさに興味を持っても店選びを難しいと考える人がいることがわかった。また、街の訪問にvlogが活用されていることも読み取れた。
最後に雑誌『OZmagazine2023年2月号(スターツ出版)』とYouTubeとの比較では、雑誌が様々なジャンルを取り上げている一方、YouTubeでは取り上げる内容が古着やカフェに偏っているという違いがあった。
YouTube・雑誌で共通するように、またYouTubeでは中目黒と比較して、下北沢は「多様な楽しみ方ができる街」と紹介されている。しかしSNSでは、vlogで取り扱われやすい題材に偏りがありつつも、イメージが古着やカフェに集約されてきていると考察する。
by kenzo_stsk
| 2024-04-18 09:43
| ・三浦ゼミレポート



