2024年 05月 03日
グリーングリーン |
家族で原宿に行った。
今年のGWは父の入院などもあって、油断しているとどこにも行かずに終わってしまいそうだということで、午前中を使ってのミニトリップ。長女がみたい展覧会があるとの提案に便乗して家族ででかけた。明治神宮前の駅から会場に向かう道すがら、神宮前の交差点で目を引くビルをみた。「面白い建物だから、あそこでお昼しない?」となり、お目当ての展覧会を観た後で、早めのランチに向かった。
ビルの愛称は「ハラカド」。交差点に向かい合う12年前に建った旧東急プラザ表参道(この建物が建ったことで名称をオモカドと変えたらしい)と対をなす建物で、ご覧のように緑いっぱいの外観となっている。モリモリと茂る緑が心地よい。以前の屋上緑化といったら、日差しに強い植物を軽量土にもうしわけ程度に貼り付けたものが主流だったが、最近はしっかりとした厚みの土に中高木の植栽を施したものが出てきて頼もしい。屋上緑化という以上、これくらいはやってくれなきゃね。重量の重い土や大木を建物の屋上に載せるのにはそれなりの覚悟が必要であり、こういったタイプが登場するまでには、それなりの時間がかかったということなのだろうと思う。サスティナビリティという言葉が言われ始めてから30年。経済最優先の時代が産業革命から200年以上続いていたことを考えると、固定観念を覆すのがいかに大変なのかということがよくわかる。(↓オモカドはこちら)
建物の中に入るとGWの目玉ということか、フロア一面を使って、外苑前交差点にみどりを置くことの都市計画的な意味合いや、アートやエコリサイクルと絡めた最近のグリーンプロジェクトを紹介した展示をやっていた。時代はまさにミドリなのだろう。
ただ、最近シモキタ園藝部を通じてミドリに包まれた生活をしている僕としては、その緑のオシャレさにちょっとした違和感があった。以前、アルミやステンレスのピカピカな建物が流行った様に、建物外部を飾る流行の域をまだ脱してはいないように感じるのだ。
生活に根差したミドリと共にある社会を目指したい。
by kenzo_stsk
| 2024-05-03 23:07
| ■社会




