2007年 01月 12日
「善し悪し」ではなく「ライフスタイル」を刺激する運動を! |
昨日、訴訟の会の打ち上げで久しぶりに「木村和穂」さんとじっくり話をした。
木村さんは東京大学の大学院に通う院生で社会学を専攻されている。下北沢に生まれ育った方ではないが、ご両親が下北沢の教会で結婚式をしたとか、いろいろとシモキタには縁があるいうことで、愛着も深く、“Save the 下北沢”の旗揚げ後、半年くらいでこの運動に合流された。
現在下北沢問題に興味をもち、課題のテーマとして選んでいる学生さんは多い。しかし木村さんが来てくれたころは、“Save the 下北沢”も創世記であり、若い力が合流してくれることが、まだ珍しいころであった。参加しているメンバーの平均年齢も40を超え、決して「若者の運動」ではなかったころの話だ。
「僕はね、下北沢の運動が将来、日本の未来を転換したようなものだったといわれるようなものに育てたいんですよ」若者の夢は大きく、過激なものだ。しかし、彼のいうことはいつも深い洞察力と人間観察力に裏づけられているので、あまり大きく道をそれることがない。もちろん若者なりの実現不可能な夢も多いが、はじめに聞いたときに「あ、それ無理!」という感じではなくて、いつも彼の提案は一考に価する。
「下北沢の運動はね。いままで割合上手くやってきたと思うんですよ。でもね、ひとつ失敗していることは、いつまでも「下北沢」の特殊性を前提とした理論展開をしていることではないかと僕は思うんです。シモキタ問題を一般化すること。つまり街の善し悪しの問題ではなくて、人々のライフスタイルを変えさせるような問題としてとらえていきたいと考えています」
善し悪しには正解があるが、趣向には正解はない。それは選択の問題だ。多くの人が積極的に選択したくなるような魅力を語り、その価値を普遍化すること。今後多くの人に「シモキタの将来を考えることは、日本の将来を考えることと同じこと」だと思わせることが出来るか。まだまだ僕らの運動の道は深く険しい。
木村さんは東京大学の大学院に通う院生で社会学を専攻されている。下北沢に生まれ育った方ではないが、ご両親が下北沢の教会で結婚式をしたとか、いろいろとシモキタには縁があるいうことで、愛着も深く、“Save the 下北沢”の旗揚げ後、半年くらいでこの運動に合流された。
現在下北沢問題に興味をもち、課題のテーマとして選んでいる学生さんは多い。しかし木村さんが来てくれたころは、“Save the 下北沢”も創世記であり、若い力が合流してくれることが、まだ珍しいころであった。参加しているメンバーの平均年齢も40を超え、決して「若者の運動」ではなかったころの話だ。
「僕はね、下北沢の運動が将来、日本の未来を転換したようなものだったといわれるようなものに育てたいんですよ」若者の夢は大きく、過激なものだ。しかし、彼のいうことはいつも深い洞察力と人間観察力に裏づけられているので、あまり大きく道をそれることがない。もちろん若者なりの実現不可能な夢も多いが、はじめに聞いたときに「あ、それ無理!」という感じではなくて、いつも彼の提案は一考に価する。
「下北沢の運動はね。いままで割合上手くやってきたと思うんですよ。でもね、ひとつ失敗していることは、いつまでも「下北沢」の特殊性を前提とした理論展開をしていることではないかと僕は思うんです。シモキタ問題を一般化すること。つまり街の善し悪しの問題ではなくて、人々のライフスタイルを変えさせるような問題としてとらえていきたいと考えています」
善し悪しには正解があるが、趣向には正解はない。それは選択の問題だ。多くの人が積極的に選択したくなるような魅力を語り、その価値を普遍化すること。今後多くの人に「シモキタの将来を考えることは、日本の将来を考えることと同じこと」だと思わせることが出来るか。まだまだ僕らの運動の道は深く険しい。
by kenzo_stsk
| 2007-01-12 00:43
| ■人物