2007年 01月 16日
シモキタ運動のフロントに立って |
今日もシモキタで研究者からのインタビュー。

今日のお客さんは韓国のWOOSONG UNIVERSITY からの大学教授ふたりを京都大学に在籍する住宅総合研究財団の方が通訳についてみえた。
内容は韓国にある大学街の活性化プロジェクトを進めているが、街の区画内に車をこのまま入れる計画で良いのか、行政サイドからの検討依頼をうけて、調査をしているので、是非意見を聞きたいということであった。そこで、最近多くの人に話すようになった、車と商店街との関係について、簡単に講義した。
最近の僕の意見はこんな感じ。
そもそも一台の自家用車が置けるスペースがあれば、同じスペースで16名分の公共交通移動が可能である(大型バスなど)。つまり商店街の中に闇雲に車をいれることを許して、その1階部分に車を止めてしまうことは、16名のランチにくるお客さんからえられる利益を水に流す行為となる。もし街の骨格が大きくて、敷地面積がそれぞれ充分であるならば、街をある程度高層化して車を処理し、またエレベーターを使いながら多くのフロアを客で満たすことも可能であろうが、シモキタのようにすでに細分化された街でこの選択をすることは命取りとなる。エレベーターを利用せずに利用できる5階建てくらいまでを高さの限界と考えて、それ以上の階はオーナーの住居であったり、学生を安くとめることの出来るホステルなどとして展開する方が、それぞれの建物にエレベーターを設置することを考えるより有利ではないか?一見街を高層化することは多くの利益を発生させうるような錯覚を起こさせるが、いたずらに街を骨格ごと再開発してしまうことが多くの失敗につながっていることは自明であるし、低層を軸とし、低い部分での密度を充分に活かしながら、空の広さを確保するという選択肢もあってよいはずである。
大学教授はこれに対して「実に興味深い考察である」と話を感謝し、是非一度韓国に来て僕らの街も見て欲しいといって帰った。面白そうなプロジェクトだったから、進捗状況をのぞきに、一度韓国にいってみるのも良いかもしれない。
ところで、さも多くの人と、シモキタで会っているのだろうとみなさん思われるだろうが、実にその通り、最近シモキタツアーコンダクターの仕事も相当板についてきた(だって学生の論文にも、1対1で対応しているもんなぁ)。昨年にいたってはついに本業の収入が100万そこそこまで落ち込み、妻からは三行半をつきつけられる直前だ。ほんとシモキタを救う前に、家族をなんとかしないと。。どこかの大学(できれば近くね。国士舘はどうかなぁ?)で講義やってあげるつもりあるんだけど、やとってくれる大学でもないかなぁと真剣に考える今日この頃である。

今日のお客さんは韓国のWOOSONG UNIVERSITY からの大学教授ふたりを京都大学に在籍する住宅総合研究財団の方が通訳についてみえた。
内容は韓国にある大学街の活性化プロジェクトを進めているが、街の区画内に車をこのまま入れる計画で良いのか、行政サイドからの検討依頼をうけて、調査をしているので、是非意見を聞きたいということであった。そこで、最近多くの人に話すようになった、車と商店街との関係について、簡単に講義した。
最近の僕の意見はこんな感じ。
そもそも一台の自家用車が置けるスペースがあれば、同じスペースで16名分の公共交通移動が可能である(大型バスなど)。つまり商店街の中に闇雲に車をいれることを許して、その1階部分に車を止めてしまうことは、16名のランチにくるお客さんからえられる利益を水に流す行為となる。もし街の骨格が大きくて、敷地面積がそれぞれ充分であるならば、街をある程度高層化して車を処理し、またエレベーターを使いながら多くのフロアを客で満たすことも可能であろうが、シモキタのようにすでに細分化された街でこの選択をすることは命取りとなる。エレベーターを利用せずに利用できる5階建てくらいまでを高さの限界と考えて、それ以上の階はオーナーの住居であったり、学生を安くとめることの出来るホステルなどとして展開する方が、それぞれの建物にエレベーターを設置することを考えるより有利ではないか?一見街を高層化することは多くの利益を発生させうるような錯覚を起こさせるが、いたずらに街を骨格ごと再開発してしまうことが多くの失敗につながっていることは自明であるし、低層を軸とし、低い部分での密度を充分に活かしながら、空の広さを確保するという選択肢もあってよいはずである。
大学教授はこれに対して「実に興味深い考察である」と話を感謝し、是非一度韓国に来て僕らの街も見て欲しいといって帰った。面白そうなプロジェクトだったから、進捗状況をのぞきに、一度韓国にいってみるのも良いかもしれない。
ところで、さも多くの人と、シモキタで会っているのだろうとみなさん思われるだろうが、実にその通り、最近シモキタツアーコンダクターの仕事も相当板についてきた(だって学生の論文にも、1対1で対応しているもんなぁ)。昨年にいたってはついに本業の収入が100万そこそこまで落ち込み、妻からは三行半をつきつけられる直前だ。ほんとシモキタを救う前に、家族をなんとかしないと。。どこかの大学(できれば近くね。国士舘はどうかなぁ?)で講義やってあげるつもりあるんだけど、やとってくれる大学でもないかなぁと真剣に考える今日この頃である。
by kenzo_stsk
| 2007-01-16 02:01
| ■研究

