2007年 03月 23日
市民運動いろいろ |
21日、新宿ロフトプラスワンでのイベントに参加した。
タイトルは「都市計画は誰のためにあるのか?NO!土建行政」、主催は警察大学跡地開発の反対意見書253/390通を活かす会。彼らは中野駅前にある18ヘクタールの広大な国有地(警察大学跡地)に対する、中野区の都市計画方針に疑問の声をあげているグループ。団体名からも良くわかるように、反対意見書が多かったにも関わらず、そのままの計画が進められようとしている行政の横暴さに腹をたてています。
さて、昼の12時にスタートし、4:30までの4時間半。歌や踊りありのノンストップトークショー(ほんとは10分だけ休憩があった)は、まさに内容が盛りだくさんのバトルトークが展開され、ロフトプラスワン席亭である平野悠さん(写真左)も、「こんなにパネラーが多くて1時間で話しきれるか!!」とやや呆れ顔であった。
さてこのトークショー、かなり面白かった。メンバーは写真右から「中野区都市計画審議会の健全化を求める会・池田教子さん」、「Save the 下北沢・金子賢三」、「小田急高架と街づくりを見直す会 ・高品斉さん」、「市場を考える会・野末誠さん」、「杉並区都市計画審議会 学識経験者委員・井上赫郎さん」、「まちの力・秦一茂さん」、「終の住処を守る会・野本盛一さん」。なんと濃厚なラインナップであろうか?主催の中野やわれわれシモキタ問題はさておき、最高裁で原告適確を勝ち取った小田急訴訟に、豊洲への移転が汚染問題で揺れる築地市場と、港区芝で三井不動産や森ビルを相手に再開発の反対運動を展開し、準備組合の設立阻止した終の住処ときた。それぞれが2時間くらいのトークをやっても成立するであろうメンバーなのだから、「時間が足りん!」と平野氏がご立腹なのも、しごくもっともな話であった。
それにしても、一口に「まちづくり運動」といっても実に多様なものですね。それぞれかなりの実績をあげている運動であることは、話を聞いて良くわかったが、ここまでメンツが揃って、僕はみなさんの話を聞きながら、それぞれのケースを頭の中でチャート分類しながら楽しんでいた。
それは、1.土地の権利者 2.運動の規模、関っている人数 3.争点は絞りやすいか? といった感じ。僕の感覚では、権利者が市民サイドにあって、関わる人数がより少なく、争点や主張が単純化しやすいほど、市民運動としては合意形成もしやすく、戦いもやりやすいという気がしている。そういう意味では、主催者の中野は土地が国の上に、関わっている人数は多そうで、争点は「まちのつくり方」という、より多様化しやすいものという意味で「特A」に属するのだろうと思う。僕らの運動も、かなりやりづらい課題だと思っていたが、せめて権利者が市民サイドにあるだけでも幸いというべきなのかもしれない。
タイトルは「都市計画は誰のためにあるのか?NO!土建行政」、主催は警察大学跡地開発の反対意見書253/390通を活かす会。彼らは中野駅前にある18ヘクタールの広大な国有地(警察大学跡地)に対する、中野区の都市計画方針に疑問の声をあげているグループ。団体名からも良くわかるように、反対意見書が多かったにも関わらず、そのままの計画が進められようとしている行政の横暴さに腹をたてています。
さて、昼の12時にスタートし、4:30までの4時間半。歌や踊りありのノンストップトークショー(ほんとは10分だけ休憩があった)は、まさに内容が盛りだくさんのバトルトークが展開され、ロフトプラスワン席亭である平野悠さん(写真左)も、「こんなにパネラーが多くて1時間で話しきれるか!!」とやや呆れ顔であった。
さてこのトークショー、かなり面白かった。メンバーは写真右から「中野区都市計画審議会の健全化を求める会・池田教子さん」、「Save the 下北沢・金子賢三」、「小田急高架と街づくりを見直す会 ・高品斉さん」、「市場を考える会・野末誠さん」、「杉並区都市計画審議会 学識経験者委員・井上赫郎さん」、「まちの力・秦一茂さん」、「終の住処を守る会・野本盛一さん」。なんと濃厚なラインナップであろうか?主催の中野やわれわれシモキタ問題はさておき、最高裁で原告適確を勝ち取った小田急訴訟に、豊洲への移転が汚染問題で揺れる築地市場と、港区芝で三井不動産や森ビルを相手に再開発の反対運動を展開し、準備組合の設立阻止した終の住処ときた。それぞれが2時間くらいのトークをやっても成立するであろうメンバーなのだから、「時間が足りん!」と平野氏がご立腹なのも、しごくもっともな話であった。
それにしても、一口に「まちづくり運動」といっても実に多様なものですね。それぞれかなりの実績をあげている運動であることは、話を聞いて良くわかったが、ここまでメンツが揃って、僕はみなさんの話を聞きながら、それぞれのケースを頭の中でチャート分類しながら楽しんでいた。
それは、1.土地の権利者 2.運動の規模、関っている人数 3.争点は絞りやすいか? といった感じ。僕の感覚では、権利者が市民サイドにあって、関わる人数がより少なく、争点や主張が単純化しやすいほど、市民運動としては合意形成もしやすく、戦いもやりやすいという気がしている。そういう意味では、主催者の中野は土地が国の上に、関わっている人数は多そうで、争点は「まちのつくり方」という、より多様化しやすいものという意味で「特A」に属するのだろうと思う。僕らの運動も、かなりやりづらい課題だと思っていたが、せめて権利者が市民サイドにあるだけでも幸いというべきなのかもしれない。
by kenzo_stsk
| 2007-03-23 00:18
| ■社会