2008年 06月 06日
小田急線の地下化工事をみてきました-その3- |
小田急線工事見学レポートの第3弾を書きます。

シールドがある竪穴をみたあと、僕たちは中間階レベルを横に伸びるトンネルを、世田谷代田方面に目掛けて歩きました。そこには人が歩く空間の横に、小さめの線路がしかれており、「これはなんなのだろう?」というのが、まずはじめの疑問でした。
それは、工事関係者からの説明によって、すぐに明らかになったのでしたが、前回も説明した「セグメント」と呼ばれるトンネルの殻を運ぶための運送路ということでした。

今回の工事では、写真のような断面のセグメントで地下のトンネルを形成していきます。ひとつの丸いトンネルをつくるのに、7枚のセグメントがつかわれるということでした。つまり、トンネルを少し掘っては、トンネルの殻をペタリと貼り付け、土が崩れないように掘り進めて行くという作業を繰り返しながら、地下を進んでいくということになります。一枚のセグメントの幅は30センチか40センチの2種類とのことでした。
そのまま通路を進んでいくと、柱がなにも立っていない、四角いトンネルにでました。そこは実は環七の真下で、すでに出来上がっているトンネルを見学することができました。同じ地下の外壁でも、地下をシールドで掘り進めるときの壁は丸く、環七辺りでは四角い断面が採用されたようです。これは、この辺りでは上下に他の水道管など、当たってはいけない都市施設がすでにあり、スペース的に丸い断面は採用できなかったということなのではと思います。四角い断面の上下すぐのところに、そんな管が通っているという説明がありましたから。

こちらも、環七の自動車を一時交通規制するわけでもなく、まずはトンネルの上に土が崩れないように平板を作ってから、その下にトンネルを掘っていくという工法を採用し、無事に開通したということでした。
なんの事故もなく(まあ、あったら困るわけだけど)、こんなことを進められる日本の土木技術の高さには、全く感心させられます。―次回(土砂処理編)に続く―

シールドがある竪穴をみたあと、僕たちは中間階レベルを横に伸びるトンネルを、世田谷代田方面に目掛けて歩きました。そこには人が歩く空間の横に、小さめの線路がしかれており、「これはなんなのだろう?」というのが、まずはじめの疑問でした。
それは、工事関係者からの説明によって、すぐに明らかになったのでしたが、前回も説明した「セグメント」と呼ばれるトンネルの殻を運ぶための運送路ということでした。

今回の工事では、写真のような断面のセグメントで地下のトンネルを形成していきます。ひとつの丸いトンネルをつくるのに、7枚のセグメントがつかわれるということでした。つまり、トンネルを少し掘っては、トンネルの殻をペタリと貼り付け、土が崩れないように掘り進めて行くという作業を繰り返しながら、地下を進んでいくということになります。一枚のセグメントの幅は30センチか40センチの2種類とのことでした。
そのまま通路を進んでいくと、柱がなにも立っていない、四角いトンネルにでました。そこは実は環七の真下で、すでに出来上がっているトンネルを見学することができました。同じ地下の外壁でも、地下をシールドで掘り進めるときの壁は丸く、環七辺りでは四角い断面が採用されたようです。これは、この辺りでは上下に他の水道管など、当たってはいけない都市施設がすでにあり、スペース的に丸い断面は採用できなかったということなのではと思います。四角い断面の上下すぐのところに、そんな管が通っているという説明がありましたから。

こちらも、環七の自動車を一時交通規制するわけでもなく、まずはトンネルの上に土が崩れないように平板を作ってから、その下にトンネルを掘っていくという工法を採用し、無事に開通したということでした。
なんの事故もなく(まあ、あったら困るわけだけど)、こんなことを進められる日本の土木技術の高さには、全く感心させられます。―次回(土砂処理編)に続く―
by kenzo_stsk
| 2008-06-06 06:18
| ・小田急地下化工事

