2008年 06月 19日
小田急線の地下化工事をみてきました-その4- |
ずいぶん放置してしまったけれど、工事見学の最終回を書きます。

環七の下を梅ヶ丘方面に渡り、さっきとは違う竪穴を登って、再び地上へ。一度工事現場から町を通って、代田八幡神社の裏手にある大きな建物に移動した。
そこは掘った土砂を処理する施設であった。今回のシールド工事によって出た土はすべて、このプラントで処理されることになるそうだ。それは土と水を分離して、土だけを大型トラックに載せるためにつくられた建物だった。住宅街の中にある施設でもあり、騒音対策にとても気をつかって作られていることが、説明からも感じられた。工事で発生する莫大な騒音を、図書館の閲覧室程度にまで下げるには、相当細かい配慮が必要だろう。夜間の工事だってあることを考えれば、なおさらである。建物の内部に引き込んで、トラックを方向転換させる回転床があることから、機械の発生音のみならず、トラックの運転音にも配慮していることがみてとれた。
今回の見学全体を見て思ったことだが、いや実に大変な工事である。そして、それは「鉄道線路の」地下化工事であって、駅の工事というわけではない(もちろん関係する駅もやがて工事されることになるのだけれど)のだ。人は自分に影響することにばかり興味が集中してしまう生き物である。町に住む僕としては、どうしても「下北沢駅」のことばかりが気になっていたわけだけれど、工事関係者にとっては、線路自体が一番の興味の対象であって、駅は単なる通過点に過ぎないということが良くわかった。「工事は順調に進んでいますが、駅のことはまだ白紙状態です」という信じられない日頃の発言も、もしかすると本当のことなのかもしれない。

環七の下を梅ヶ丘方面に渡り、さっきとは違う竪穴を登って、再び地上へ。一度工事現場から町を通って、代田八幡神社の裏手にある大きな建物に移動した。
そこは掘った土砂を処理する施設であった。今回のシールド工事によって出た土はすべて、このプラントで処理されることになるそうだ。それは土と水を分離して、土だけを大型トラックに載せるためにつくられた建物だった。住宅街の中にある施設でもあり、騒音対策にとても気をつかって作られていることが、説明からも感じられた。工事で発生する莫大な騒音を、図書館の閲覧室程度にまで下げるには、相当細かい配慮が必要だろう。夜間の工事だってあることを考えれば、なおさらである。建物の内部に引き込んで、トラックを方向転換させる回転床があることから、機械の発生音のみならず、トラックの運転音にも配慮していることがみてとれた。
今回の見学全体を見て思ったことだが、いや実に大変な工事である。そして、それは「鉄道線路の」地下化工事であって、駅の工事というわけではない(もちろん関係する駅もやがて工事されることになるのだけれど)のだ。人は自分に影響することにばかり興味が集中してしまう生き物である。町に住む僕としては、どうしても「下北沢駅」のことばかりが気になっていたわけだけれど、工事関係者にとっては、線路自体が一番の興味の対象であって、駅は単なる通過点に過ぎないということが良くわかった。「工事は順調に進んでいますが、駅のことはまだ白紙状態です」という信じられない日頃の発言も、もしかすると本当のことなのかもしれない。
by kenzo_stsk
| 2008-06-19 04:22
| ・小田急地下化工事

