僕のあとち案（その３）：東北沢～下北沢のエリア

下北沢から東北沢のエリア

「下北沢の町とフジロック（注:1）」は似ていると思いませんか？」と最初にある女性から言われたとき、僕は何を言われているのか、はじめはわかりませんでした。しかし、実際のフジロックを経験し、好きな音楽を求めて夏の苗場に集まるピースフルな人々をみているうちに、下北沢という町の何かに魅かれ、日々の生活を楽しむことに生きがいを感じている多くの若者たちと同じだという話の意味が次第にわかってきたのです。ひとつの町のあちこちで、いろいろな楽しいことが同時に起こっている町。下北沢がその多様な文化を発信しつづけることで、大切な日本の若者たちを元気づけることが出来ればと願います。

注:１　フジロック：一年に一度おこなわれる日本最大級のロックのお祭り。７月末頃の３日間に、多くのミュージシャンを集めて開催される。会場内には多くのステージが設けられ、期間中は数々のライブイベントが同時多発的におこなわれる。現在は苗場スキー場で開催されている。



私が子供の頃、遊んでいた広場の多くは今はもうありません。それは建物を建てずに放置されていただけの空き地だったので、当然といえば当然の話なのですが。今回のあとちに私は多くの子供の遊び場を埋め込みました。水に触れ合うときの楽しい気持ち。スポーツをしてかく汗の心地よさ。年令の違う子供たちがいろいろな遊びを通して、友情の大切さを理解してほしいと私は考えています。行き場を無くしている多くの子供たちへ、この案を捧げたいと思います。