2009年 03月 26日
温度差 |
とても忙しくて、ブログも書いている時間もなかなかとれない今日この頃。
このところ、「あとち」利用に関する行政サイドの動きに対して、下北沢問題にかかわる多くの関係者たちの反応にとても大きな温度差があることに気がついた。
ご存じない方もおられると思うのだが、下北沢の都市計画問題に関してはいろいろなグループが積極的な活動を継続している。簡単に紹介すると、「下北沢を救おう!」というキャッチフレーズとともに、この問題に先頭をきって問題提起をした「Save the 下北沢」。それによって、下北沢がどうなるのかという地域住民の不安を解消し、専門家としての解決策を目指した地域の専門家グループである「下北沢フォーラム」。はじめは難しい問題になかなかコミットメントできずにいた商業者たちを束ねて、新規道路の見直しを前面に掲げて活動を続けている「商業者協議会」。そして、計画の違法性に焦点を当て、訴訟によって活路を見出そうと運動している「まもれシモキタ!行政訴訟の会」。そして行政が事業認可を下した後、とりあえず下北沢で進んでいる小田急線の工事とそれによって地上に発生する土地の利用方針によって、下北沢の未来は明るくなりうるというコンセプトで活動を続ける「あとちの会」。ざっと5つのグループが(実はあとちの会を立ち上げたメンバーはほとんど「下北沢フォーラム」が母体となっているので、正確には4つといえるかもしれない)運動をしているということになる。
あとちの活用方法については、昨年10月31日締め切りでアイデア募集があり、今年1月31日には、その案の中で特に聞きたいことがあるものに対してのヒアリングがおこなわれた。この辺りの詳細はこのブログの都市計画の項目にまとめて整理してあるので、ご興味のある方はどうぞ。
さて、そんなあとち活用を考えるために区側が設置した検討委員会というものがあり、そこで区がアイデア調整をした上で、小田急との交渉にかかっていくというのが、今後のスケジュールということになるのだけれど、行政サイドはそれらの検討過程をあまり公開しない方針で今いる。まあ、民間の鉄道会社との折衝を含んだ内容となるので、行政のやりたいようにやれるのか微妙な部分もあり、あまり公開できないという事情はわかるのだけれど、そんな「非公開性」について、各団体は一様に批判的な状況である。まあ、これも当然だね。ところが、専門家グループの方はこの件に関して、割合楽観的なのである。「世田谷区が一般への意見募集までした上で、はじめに行政側で書いた「たたき台案」と全く変わらないものをつくるようでは社会的に恥ずかしいし、そんなことはありえないだろう」というのが、彼らがこの問題を楽観視する理由であるようだ。
さて、僕としてはこの件に関して少し離れた立場でみている。どちらの言い分ももっともだと思うからだ。楽観視しながら行政とのパイプを強め、あとち利用を少しでも良いプランにする立場の人間も必要だし、行政の情報の非公開性を批判しながら、現在進んでいる計画を少しでも一般に公開しようとする立場の人間もまた必要だと思っている。
大体ひとつのまちの未来を考えるという大きなテーマを扱っているのだから、いろいろな立場の人間がいて当然ではないだろうか。
このところ、「あとち」利用に関する行政サイドの動きに対して、下北沢問題にかかわる多くの関係者たちの反応にとても大きな温度差があることに気がついた。
ご存じない方もおられると思うのだが、下北沢の都市計画問題に関してはいろいろなグループが積極的な活動を継続している。簡単に紹介すると、「下北沢を救おう!」というキャッチフレーズとともに、この問題に先頭をきって問題提起をした「Save the 下北沢」。それによって、下北沢がどうなるのかという地域住民の不安を解消し、専門家としての解決策を目指した地域の専門家グループである「下北沢フォーラム」。はじめは難しい問題になかなかコミットメントできずにいた商業者たちを束ねて、新規道路の見直しを前面に掲げて活動を続けている「商業者協議会」。そして、計画の違法性に焦点を当て、訴訟によって活路を見出そうと運動している「まもれシモキタ!行政訴訟の会」。そして行政が事業認可を下した後、とりあえず下北沢で進んでいる小田急線の工事とそれによって地上に発生する土地の利用方針によって、下北沢の未来は明るくなりうるというコンセプトで活動を続ける「あとちの会」。ざっと5つのグループが(実はあとちの会を立ち上げたメンバーはほとんど「下北沢フォーラム」が母体となっているので、正確には4つといえるかもしれない)運動をしているということになる。
あとちの活用方法については、昨年10月31日締め切りでアイデア募集があり、今年1月31日には、その案の中で特に聞きたいことがあるものに対してのヒアリングがおこなわれた。この辺りの詳細はこのブログの都市計画の項目にまとめて整理してあるので、ご興味のある方はどうぞ。
さて、そんなあとち活用を考えるために区側が設置した検討委員会というものがあり、そこで区がアイデア調整をした上で、小田急との交渉にかかっていくというのが、今後のスケジュールということになるのだけれど、行政サイドはそれらの検討過程をあまり公開しない方針で今いる。まあ、民間の鉄道会社との折衝を含んだ内容となるので、行政のやりたいようにやれるのか微妙な部分もあり、あまり公開できないという事情はわかるのだけれど、そんな「非公開性」について、各団体は一様に批判的な状況である。まあ、これも当然だね。ところが、専門家グループの方はこの件に関して、割合楽観的なのである。「世田谷区が一般への意見募集までした上で、はじめに行政側で書いた「たたき台案」と全く変わらないものをつくるようでは社会的に恥ずかしいし、そんなことはありえないだろう」というのが、彼らがこの問題を楽観視する理由であるようだ。
さて、僕としてはこの件に関して少し離れた立場でみている。どちらの言い分ももっともだと思うからだ。楽観視しながら行政とのパイプを強め、あとち利用を少しでも良いプランにする立場の人間も必要だし、行政の情報の非公開性を批判しながら、現在進んでいる計画を少しでも一般に公開しようとする立場の人間もまた必要だと思っている。
大体ひとつのまちの未来を考えるという大きなテーマを扱っているのだから、いろいろな立場の人間がいて当然ではないだろうか。
by kenzo_stsk
| 2009-03-26 14:27
| ■都市計画

